元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、かつてのライバルであるセバスチャン・ベッテルの現在の不振は“説明がつかない”と困惑している。F1イタリアGPを4番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、スタート直後にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)に抜かれるが、すぐにポジションを取り戻し、メルセデスの2台に割って入るために戦いを進めていた。
しかし、セバスチャン・ベッテルは序盤にアスカリ・シケインで単独スピン。さらに焦ってコースに戻ろうとするあまり、後続のランス・ストロール(レーシングポイント)と接触。このインシデントに対して10秒のストップ&ゴーペナルティを科せられ、そこから挽回することができず、13位でレースを終えた。その一方で、チームメイトのシャルル・ルクレールは2台のメルセデスからの攻撃を封じ込めてフェラーリの聖地モンツァでフェラーリドライバーとして9年ぶりに勝利。ドライバーズランキングでもセバスチャン・ベッテルを上回り、ティフォシは新たなヒーローの誕生に歓喜した。ニコ・ロズベルグは、そんなセバスチャン・ベッテルの不振について説明できないと途方に暮れる。「ベッテルについては説明できない」とニコ・ロズベルグは Sky Sport に語った。「彼は4度のワールドチャンピオンであり、最高のドライバーの一人だ。単独でミスをしてコーナーであのようにマシンをスピンさせるなんて、とても奇妙だ」「彼にとってこの瞬間は暗闇であることに違いない。彼のチームメイトはフェラーリの伝説となり、チームでナンバー1の地位を獲得した。しかし、ニコ・ロズベルグは、セバスチャン・ベッテルには立ち直れるだけの精神力があると信じていると語る。「ベッテルは多くの自信を持っているドライバーの一人だ。それが彼を助けてくれるだろう」とニコ・ロズベルグは語る。「F1は非常に短命だ。必要なのは、本当に強力な1つのレースだけだ」
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