ニコ・ロズベルグは、すでに2010年の彼の選択肢を考えていることを認めた。2006年にウィリアムズでF1キャリアをスタートしたロズベルグだが、フランク・ウィリアムズは、2007年シーズン終了後の2月に、マクラーレンがルイス・ハミルトンのチームメイトとしてロズベルグとサインするために“堂々とした規模”のオファーをしてきたことを認めている。
しかし、ロズベルグはウィリアムズとの契約を2年間延長した。そして、契約は今シーズン末で満了する。ロズベルグは今年初め、ウィリアムズに残留するか、他に移籍するかの決定において2009年のチームの状態が重要になると語っており、少なくとも2010年には“レースに勝てるクルマ”に乗りたいと考えている。「今、それを考えている。来年、どんな可能性があるか頭の中でイメージを構築しようとしている」ロズベルグは、ウィリアムズが居心地のよいチームであることを認めるが、レースに勝てるクルマに乗りたいとも主張する。「このチームが本当に心地よいのは事実だ。彼らは僕をサポートしてくれているし、僕たちは一緒に成長している。だから、ここでのフィーリングは素晴らしいものだ。一緒にマシンを開発することは素晴らしいし、残留できるなら最高だと思う」「今、レースに勝てるクルマを持っていれば素晴らしいけど、F1では2つのチームだけが勝てるマシンを持っている」「だから、忍耐強くなければならない。遅かれ早かれ、それに値するものが得られるのであれば、来年は僕のキャリアにとって重要になるだろう」「長期的な解決策を見つけたい。正しい決定が重要になる」ロズベルグは、今年のウィリアムズの進歩に励まされたと語り、ヨーロッパの開幕戦であるスペインGPでの彼のスピートは、残りのシーズンの良い前兆であると考えている。「開発については、他のチームと間違いなく競争できているし、僕たちの場所を維持するチャンスがあり、もう少し良くなるかもしれないので、今回のトラックのでポジションはとても励みになった。だから、問題はないよ」「良いプラットフォームだ。彼らは再びこのポジションにいるために開発において素晴らしい仕事をした。だから、OKだよ」「冬の間、彼らは良いクルマを作れることを証明した。彼らは最初の数レースを通して、うまく発展した。だから、様子を見てみるつもりだ」そう語るロズベルグだが、すでに来年の選択肢について他チームとの交渉は始めているとみられている。ウィリアムズは、有望なシーズンのスタートを迎えたが、ロズベルグは現在5レースを終えた時点で4.5ポイントに終わっている。