ダニエル・リカルドは、RB・フォーミュラワンのチーム代表としてスタートしたローラン・メキースを称賛した。フェラーリでスポーティングディレクターとして数年を過ごした後、FIA(国際自動車連盟)勤務を経てRBチーム代表に就任した46歳のメキースは、レッドブルの姉妹チームであるトロロッソ、その後アルファタウリを17年間運営していたフランツ・トストの後を継いだ。
就任から数カ月、メキースはレッドブルとの緊密な協力関係を懸念するライバルチームからの厳しい視線にさらされてきた。また、開幕戦バーレーンGPの終盤には角田裕毅がチームオーダーに異議を唱えたことで、メキーズはチーム内のドラマに対処することを余儀なくされた。RacingNews365の取材に応じたリカルドは、メキースがこれまでどのような結果を残してきたかとの質問に「とてもいいよ」と答えた。「ローランにとって、この章のスタートは本当に良かったと思う。彼が僕らと一緒にいてくれて、オープンな対話をしてくれて、チームの全メンバーを包容してくれているのがとても気に入っている」リカルドは“率直さ”を称賛RBはバーレーンとサウジアラビアでポイントを獲得できず、開幕2連戦を苦しい形で終えている。リカルドは、前回のジェッダでは終始ペースが上がらず、最終ラップにはフラストレーションからかスピンを喫している。チームの今年のスタートは精彩を欠いたものの、リカルドはチームを率いるメキエスの姿勢に自信を持っている。「彼は建設的な批判には非常にオープンだ。くだらない話はあまりない」とリカルドは語った。「僕だって時々話したくなるんだ。僕がちょっとぐずぐずしていると、彼は『おい、そろそろ本題に入って、何が言いたい?』と言う感じだ。『要点だけ言ってくれ。気を使う必要はない』とね」「だから、この率直さも好きなんだ」