ダニエル・リカルドは、サウジアラビアGPで自信のRB F1マシンが「100パーセント機能していなかった」と明かした。リカルドはジェッダ・コーニッシュ・サーキットでもチームメイトの角田裕毅に予選で敗れる苦しい週末を過ごした。角田裕毅は0.5秒差でQ3進出を果たした。
決勝日、リカルドはピットストップに手間取り、最後尾を走行。さらに悪いことに、リカルドはターン1でスピンを喫したが、なんとかバリアに接触せずに済んだ。週末を振り返り、リカルドは「苦しい戦いになるのは目に見えていた。すべてが100パーセント機能しているわけではないからね」と語った。「正直に言うと、クルマにはいくつかの欠陥があることがわかったので、次のレースのむけてそれを修正する必要がある」それはダニエル・リカルドが角田裕毅に比べて劣勢で2024年をスタートしたことを意味する。8度のグランプリ優勝者は2025年のレッドブル・レーシングのシートを狙っているが、今のところ彼のパフォーマンスはそれを保証するものではない。シーズン開幕戦のバーレーンGPでは、チームの指示によりリカルドが角田裕毅より先にゴールしただけだった。だが、苦戦を強いられているにもかかわらず、リカルドは「楽観的」であり続けている。「楽観的でいられる理由は、僕たちが何が間違っていたことを知っているからだ」とリカルドは付け加えた。「いいクルマで、すべてを整理すれば、もっといいレースができるはずだ。この3日間はとても辛かったけど、これで自信を奪われたくない」「望んでいたようなスタートではなかったけれど、今はレース2だし、次はメルボルンだ。そうだね、みんながうまくいくように大きくプッシュして、いい週末にしたい。僕は今週末のことは後回しにして、とにかくチームをハードにプッシュしていく」「すでに昨夜は、かなり遅くまで残ってみんなが問題点を見つけるのを手伝った。あとは僕次第だ。僕と同じように、彼らもそれを望んでいる」「だから、メルボルンにはいいパッケージで臨みたい。僕のシーズンはそこから始まる。全力を尽くす」