ダニエル・リカルドは、2023年F1第19戦アメリカGPを17位でフィニッシュ。彼のアルファタウリのフロントエンドにダメージを負い、「悲惨」な レースに耐えていたことを認めた。リカルドはサーキット・オブ・ジ・アメリカズのオープニングスティントでチームメイトの角田裕毅に次ぐ11番手を走行していた。
しかし最初のピットストップでミディアムコンパウンドからハードコンパウンドに履き替えたところでマシンに問題が発生。順位を大きく下げ、最終的には17台中最下位でフィニッシュした。「残念なことにダメージが限界だった」とリカルドは語った。「ハード(タイヤを)履いた直後にダメージを負ってしまい、あっという間にペースが落ちてしまった」「チームには 『ごめんみんな、今は何も持っていない。本当に何もできない』と伝えた」「何かを失ったようだと言われ、その後、『フロントのどこかにダメージがある』と言われた。デブリだと思う」「彼らは(ランス・)ストロールについて言っていた。近づいていたとは思うけど、接触はしていなかったので、どこかでデブリを拾ったに違いないと思う。それが僕たちのレースをかなり悲惨なものにした」「正直に言うと、僕たちはせいぜい10のクルマだけど、そこにダメージが加われば、確実にポイント圏外になる」リカルドは、レース終了時点でマクラーレンのオスカー・ピアストリ、アルピーヌのエステバン・オコン、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソといったリタイアリストに加わるところだったことを認めた。「あのダメージで大変だったけど、ステイアウトした」とリカルドは付け加えた。「あまりネガティブになり過ぎないように努めていたけれど、『みんな、本当に何もできない』『ボクシングして今日を終えるのか、それとも修理して何かを学ぼうとするのか』と提案した。 何も学んでいなかったからね」「それで、『よし、直せるかな?』と言うところまでいったので、頼んでみたら、『ああ、直してみるよ』と言ってくれた」「問題が)フロントウイングなのかブレーキダクトなのかはわからないけど、ソフト(タイヤ)を履いて少し良くなった。それでもそれほど印象に残るものではなかったので、おそらくまだダメージが残っているのではないかと想像している」8月のオランダGPのプラクティスで手の骨を骨折し、5グランプリを欠場していたリカルドは、フルレースを終えて「かなりいい」と感じたという。「昨日(のスプリント後)のほうが今日より悪かったかもしれない。もっと悪くなったと言えるけど、それでも問題はなかった」とリカルドは語った。「でも、たぶんもっと汗をかいてマシンを降りたような気がした。僕にとってちょうど良いウォームアップだったのかもしれない」「ポジティブなこともある。手を言い訳にすることがないのは良かった。復帰のタイミングも良かった。何の躊躇も言い訳もなかった」「体力的には、タフなレースであることは間違いない。それでも大丈夫だと感じた」ダニエル・リカルド「テキサスはあまり優しくはなかった。スタート当初は計画通りに順調に進んでいたのですが、問題は、青い旗を掲げた車両が後ろから来てから、あまりにも大きく負けてしまったことでした。渋滞に苦戦したようで、後半にダメージが出て、その後はペースが上がらなかった。ミディアムコンパウンドでは、裕毅と同じようなラップタイムを刻んでいたけど、僕は1ストップだったので、もう少しタイヤマネジメントが必要だった。体力的には、昨日より今日のほうがいい感じだし、スプリント・レースはグランプリに向けていいウォームアップになった。 レースでの走行距離も増えたし、このレースから学ぶことはたくさんある。これからメキシコに向けてフルアタックだ」
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