ダニエル・リカルドは、今週末のF1復帰に向けて、怪我からの回復が思っているよりも大変だったことを認めた。リカルドは、5レースの戦線離脱を経て、今週末のアメリカGPでスクーデリア・アルファタウリからF1レースに復帰する。
今から8週間前の8月末、オランダGPのフリー走行2中にクラッシュし、リカルドは左手を骨折。手術を受けたが、予想よりもひどい状態だったことが判明し、その結果、回復が長引いた。回復状況はどうだったかと質問されたリカルドは「思ったより大変だった」と答えた。「たぶん僕はちょっとヘタレなところもあるし、思ったよりタフではなかったかもしれない!」「事故が起きて、どの骨が折れたのかがわかったとき、その骨は比較的簡単に治せるものだということで、かなり問題ないように見えていた」「でも、スペインで手術を受け、さらに検査をしたところ、骨折は最初の印象よりもずっと悪いものだった」「そのせいで回復にはかなり時間がかかったし、僕自身にとっても少し痛手だったかもしれない」リカルドは左手の第5中手骨(手首と小指の間にある骨)を骨折した。彼の復帰は自身の能力とフィットネスを確認するためのシミュレーターセッションを経てのことだが、今週初めにはナッシュビルで行われたレッドブルのデモンストレーションイベントに参加し、RB7をドライブして観客の前でドーナツを披露した。リカルドは、今回のアメリカGPでは、シンガポールGPで新パーツが装着されたスクーデリア・アルファタウリを初めて試すことになる。シンガポールGPでは、代役のリアム・ローソンがポイントを獲得し、チームにとって力強いレースとなった。「僕はシンガポールにいたけど、そこでかなり大きなアップデートが入った。実際、チームにとってかなりポジティブな週末だった」とリカルドは語った。「結果は良さそうだったし、ドライバーたちは良い違いを感じられると言っていた」「僕が乗っていたときよりもマシンがもう少し強くなっていると期待している」「でも、このレースは今年3回目のレースだから、今シーズンの僕はまだすごく未熟だ。それを言い訳にするつもりはないけれど、そうだね、僕にとってはすべてがまだ未知の世界なんだ」
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