レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1オランダGP初日のクラッシュで負傷したダニエル・リカルドがいつアルファタウリに復帰できるかを明らかにした。リカルドは、ザントフォールトで行われたフリー走行2回目にクラッシュを喫して左手の中手骨を骨折。戦線離脱を余儀なくされた。
代役としてリアム・ローソンが招集されたが、ケガの性質上、リカルドの離脱は数週間にも及ぶと見られており、手術の可能性もある。リカルドの離脱は、ニック・デ・フリースがシートを失った後、夏休み前の2レースでアルファタウリのマシンに乗せられ、フルシーズンのシート確保に向けた追い上げの中で生じた。最終プラクティス終了後、Sky Sports F1のインタビューに応じたホーナーは、リカルドがシンガポールで再びマシンに乗ることを目指していると語った。「昨日の夜、彼と話していて、彼が一番不満に思っていたのは、たくさんの休暇をとり、せっかく調子を取り戻したばかりで、またベンチにいるということだった」とホーナーは語った。「それが彼のフラストレーションだった。彼ら(アルファタウリ)はある程度の進歩を遂げ始めた。それは彼にとって残念だが、おそらく心の片隅ではシンガポールをターゲットにしていると私は確信している」「しかし、シンガポールはおそらくカレンダーの中で最もフィジカルなサーキットのひとつだろうが、自然の摂理に従うしかない」リカルドは今週末にスペインで手術を受ける予定で、復帰の可能性についてはスケジュールが設定される予定だ。「MotoGPでも見てきたうに、彼らはかなり早く立ち直る」とホーナーは付け加えた。「彼はバルセロナに向かうことになる。彼らは骨折箇所を整えるために彼にちょっとした手術をするかもしれない」「かなりきれいな骨折だが、回復にどれくらいの期間がかかるかが問題だ」「普通の人間なら10~12週間くらいだろうけど、彼らは普通じゃない。あとはリカバリープロセスが重要だ」「どのくらい時間がかかるのか、3週間になるのか、1ヶ月になるのか、6週間になるのか。誰も本当のところは分からない」F1シンガポールGPは、9月17日に第16戦として開催され、翌週には鈴鹿サーキットでF1日本GPが連戦で行われる。
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