レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、F1メキシコGPで盛大にポールポジションを祝ったが、決してチームメイトのマックス・フェルスタッペンを怒らせるつもりなどなく、とにかく嬉しかっただけだと語った。F1メキシコGPではマックス・フェルスタッペンがプラクティスセッションを支配しており、予選では最年少ポールポジション記録の更新に期待がかかっていた。
しかし、予選Q3の最後の最後でダニエル・リカルドが0.026秒上回り、マックス・フェルスタッペンに初ポールポジションを与えなかった。だが、決勝ではダニエル・リカルドはメカニカルトラブルによってリタイア。対照的にマックス・フェルスタッペンは2番グリッドから優勝を成し遂げ血エル。マックス・フェルスタッペンの父親であるヨス・フェルスタッペンは、息子の勝利はダニエル・リカルドのポールポジション獲得のはしぎぶりへの“怒り”が原動力になったと語っている。だが、ダニエル・リカルドは、マックス・フェルスタッペンを“怒らせる”ことが目的ではなかったと弁明する。ヨス・フェルスタッペンのコメントについて質問されたダニエル・リカルドは「僕はそうは認識していない。マックスが予選後に怒っていたことには気づいていた。記者会見でも彼はあまり喜んでいなかったと言えることができたと思う」とコメント。「それが僕に向けられていたとは思わない。あれほどの小さな差で初ポールポジションを逃せば、誰だって腹を立てると思う。僕がポールを逃して、彼が獲得していても、それが僕の初ポールポジションでなかったとしても、僕だって腹を立てていただろう。僕たちはそういうものだ」「個人的に不愉快なことねちねち言っていたとは思わない。厳しい一年だったので本当に嬉しかったんだ。僕はポール争いで勝ち目がなかった。だから、ポールを獲得してかなり興奮していた」「彼の視点では、自分が週末ずっと本命だったし、全てのセッションでトップだった。チームメイトに100分の2秒で上回れれば、腹が立つだろう。それが競争だ」マックス・フェルスタッペンは、ダニエル・リカルドに怒っていたのではなく、状況に怒っていたと語っている。「予選では主にエンジンの問題にとても怒っていた。ご存じのように僕は明らかに最速だったけど、75秒間だけそうではなかった。そうだね、文字通り怒っていた」「もちろん、それに付随するいろいろな小さなことも文字通り僕をさらに怒らせた・・・言いたくはないけどね」「予選後に誰かが僕に間違ったことを言えば、文字通り何らかのダメージを与えることもできる。それで僕は怒っていた。そうだね、いろんなことが僕をより怒らせる」