ダニエル・リカルドは、今シーズン限りでレッドブルを離れるのは決して関係が悪化したからではなく、新たな挑戦が必要だと感じたからだと語る。ルノーへ移籍するというダニエル・リカルドの決断、今季のシリーシーズンの最大のサプライズのひとつだった。ダニエル・リカルドは、自分がレッドブルを離れるということを最終戦アブダビGPで実感することになるだろうと語る。
「現実だと感じているけど、正直、アブダビでチェッカーフラッグを受けて、レッドブルのオーバーオールを脱いだ時に、実感することになると思う」とダニエル・リカルドはレッドブルのウェブサイトでコメント。「“ルノーに移籍”するという部分はそれほど大きなことではない。“自分のキャリアの本のこの部分を閉じる”だけだからね。感情的な点では、その時に実感するだろうね」「10年以上にわたってレッドブルのヘルメットをかぶってきた。楽しい旅だったし、決して僕たちは関係が悪化して離されるわけではない」「僕は新しいことに準備している。来年で30歳になるし、人生の次のパートに進むべき時間だと感じた」「レッドブルと長い間一緒にいたので馬鹿げているかもしれないけど、自分のために決断して、そこに自分自身を置くべき時だと感じたんだ」「レッドブルとの旅はとても楽しかったけど、全てがとても慣れ親しんだものになっているし、とても簡単に感じることもあった」「ルーティンから抜け出せなくなって満足感を得られなくなりがちだ。そうなりたくはなかった。もう一度、自分に挑戦したと思ったんだ」ダニエル・リカルドは、2018年シーズンは、序盤の成功、最近の不満、そして、レッドブルを離れるという決断によってF1で最も奇妙なシーズンだったと語る。ダニエル・リカルドは、序盤戦に中国とモナコで優勝し、タイトル争いに絡むパフォーマンスを見せていたが、その後、レッドブルはメルセデスとフェラーリのペースに対抗することができなかった。そして、夏休みには今シーズン限りで長年過ごしたレッドブルを去り、2019年にルノーに移籍することを決断。ダニエル・リカルドは、レースを開始して以来、このようなシーズンは経験したことがないと振り返る。「僕がレースをしてきたなかで最も奇妙なシーズンだった」とダニエル・リカルドはコメント。「最初の6レースで2勝を挙げられたのは、これまでのF1シーズンで最強のスタートだったかもしれない。モナコの後、シーズンはとても有望なように思えたし、僕たちはタイトルを争うわずかなチャンスがあるかもしれないとさえ考えた」「まだ自分はいい走りができていると感じているし、しっかりと仕事ができていると思っているけど、それ以降はいろいろな理由であまりうまくいかなかった」「自信が低下したことはないし、素早く挽回したいという意向はあったけど、スポーツに対するモチベーションと愛情はちょっと変わってきてしまった」