フェルナンド・アロンソが、2026年F1バルセロナ・シェイクダウン最終日の金曜午前にアストンマーティンAMR26で初走行を行った。エイドリアン・ニューウェイが設計したマシンでのデビューは大きなトラブルなく進み、セッションを通して徐々にペースを高める内容となった。前日はAMR26の初登場とメルセデスの好感触が話題となり、テストは最終日を迎えた。
この日は、まだ走行枠を残していた8チームが走行可能で、アストンマーティン、フェラーリ、マクラーレン、キャデラック、アウディ、ハース、レッドブル、アルピーヌがカタルーニャ・サーキットで走行を重ね、次の舞台バーレーンに備えた。慎重な立ち上がりから着実な周回アロンソはセッション開始直後ではなく、早い段階でコースイン。まずはインスタレーションラップを2周行い、ガレージに戻った後、ソフトタイヤで再び走行した。ただし序盤は速度を抑え、タイムも控えめだった。最初の2時間は大きなアクシデントはなく、マクラーレンのオスカー・ピアストリがセッションをリード。前日に燃料系トラブルで走れなかったMCL40は朝から順調に稼働し、1分18秒240を記録した。フェラーリがタイム短縮、メルセデスに接近3時間目に入ると各車がペースアップ。ピアストリが自己ベストを約0.8秒更新し、フェラーリのシャルル・ルクレールは1分16秒949をマークした。これは前日にジョージ・ラッセルが記録した1分16秒445に対し、約0.5秒差だった。注目すべきは、ルクレールがミディアムタイヤでこのタイムを出した点だ。ソフトタイヤに履き替えると1分16秒653まで短縮し、ラッセルの基準タイムに0.2秒差まで迫った。テストタイムは参考値に過ぎないものの、フェラーリはメルセデスに近づきつつある印象を与えた。走行距離重視のアロンソとハース走行距離ではハースが目立ち、オリバー・ベアマンは3日目の信頼性トラブルを挽回するように周回を重ね、午前だけで50周を超えた。最終的には105周に到達し、8人の中で最も多く走行した。アロンソは着実なプログラムを継続。中盤には16周に到達し、その後7周の短いスティントを実施。ベストタイムは1分22秒479と控えめだったが、スピード制限とシステムチェックを優先した内容だった。49周で初日終了、安定した滑り出し終盤、ソフトタイヤを履いた状態で1分20秒795までタイムを縮め、走行は終始安定。トラブルに見舞われることなく、最終的に49周を消化してチェッカーを受けた。AMR26での初走行としては、信頼性確認と周回数を重視した堅実なスタートと言える。セッション最終結果ではフェラーリが最速。走行距離でもフェラーリエンジン勢が存在感を示し、ハースVF-26の105周は際立った数字となった。2026年F1バルセロナテスト 5日目 午前セッション結果(非公式)1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1分16秒653/79周2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +0.793秒/79周3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) +1.632秒/69周4.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) +1.770秒/105周5.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) +3.101秒/78周6.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) +3.526秒/64周7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) +4.142秒/49周8.バルテリ・ボッタス(キャデラック) +6.137秒/33周