2025年F1アメリカGPでは、スプリントと決勝の2レースでポイントが与えられた結果、ドライバーズランキングとコンストラクターズランキングの両方に大きな変動が生じた。スプリント後の暫定順位では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が281ポイントで3位につけていたが、決勝を制して306ポイントに到達。マクラーレン勢との差を一気に詰めた。
フェルスタッペンがアメリカGPで大量加点 マクラーレン勢との差を一気に縮める首位のオスカー・ピアストリは336→346ポイント、2位ランド・ノリスも314→332ポイントと、いずれもポイントを積み重ねたが、フェルスタッペンの加点幅(+25)が際立つ結果となった。メルセデス勢ではジョージ・ラッセルが244→252ポイントと堅実に加算。フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが177→192ポイント、ルイス・ハミルトンも130→142ポイントへ上昇した。中団では、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが73→73ポイントで変動なし、カルロス・サインツJr.は38→38ポイントと据え置き。一方、角田裕毅(レッドブル)は22→28ポイントへと6点を加算し、チームのダブル入賞に貢献した。下位勢では、ハースF1チームのオリバー・ベアマンが16→20ポイントへ、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)も18→18ポイントのまま維持となった。コンストラクターズ争いも接近戦にマクラーレンは650→678ポイントと依然首位を堅持。だが、フェルスタッペンの勝利によりレッドブルが300→331ポイントと一気に31点を上積みし、3位フェラーリ(307→334ポイント)との差はわずか3点に迫った。メルセデスは333→341ポイントと微増、ランキング2位を維持している。中団グループでは、ウィリアムズが111ポイントに到達し5番手をキープ。レーシングブルズは72ポイントで変わらず6位、アストンマーティン(68→69ポイント)、ザウバー(55→59ポイント)、ハース(46→48ポイント)がそれぞれ小幅に加点した。■ 2025年F1ドライバーズポイント1.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) - (346)2.ランド・ノリス (マクラーレン) - (332)3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) - (306)4.ジョージ・ラッセル (メルセデス) - (252)5.シャルル・ルクレール (フェラーリ) - (192)6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ) - (142)7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス) - (89)8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ) - (73)9.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー) - (41)10.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ) - (39)11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ) - (38)12.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン) - (37)13.ランス・ストロール (アストンマーティン) - (32)14.リアム・ローソン (レーシングブルズ) - (30)15.エステバン・オコン (ハース) - (28)16.角田裕毅 (レッドブル) - (28)17.ピエール・ガスリー (アルピーヌ) - (20)18.オリバー・ベアマン (ハース) - (20)19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー) - (18)20.フランコ・コラピント (アルピーヌ) - (-)21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ) - (-)■ 2025年 F1コンストラクターズポイント1.マクラーレン - (678)2.メルセデス - (341)3.フェラーリ - (334)4.レッドブル - (331)5.ウィリアムズ - (111)6.レーシングブルズ - (72)7.アストンマーティン - (69)8.ザウバー - (59)9.ハース - (48)10.アルピーヌ - (20)アメリカGP後のポイント推移まとめ■ ドライバーズポイント主要変動(スプリント→決勝)・オスカー・ピアストリ:336→346(+10)・ランド・ノリス:314→332(+18)・マックス・フェルスタッペン:281→306(+25)・ジョージ・ラッセル:244→252(+8)・シャルル・ルクレール:177→192(+15)・ルイス・ハミルトン:130→142(+12)・角田裕毅:22→28(+6)■ コンストラクターズポイント主要変動・マクラーレン:650→678(+28)・レッドブル:300→331(+31)・フェラーリ:307→334(+27)・メルセデス:333→341(+8)次戦メキシコGPへドライバーズタイトル争いは、依然としてマクラーレン勢が上位を独占するものの、フェルスタッペンがその差を40点未満にまで縮め、再びチャンピオンシップの行方を揺るがせる展開となった。次戦メキシコでは、高地特有のコンディションが勢力図を左右することになりそうだ。