第11戦F1オーストリアGPを終えて、2025年シーズンのF1ポイントランキングに変動があった。ランド・ノリスが優勝を飾ったことで、マクラーレン勢のタイトル争いが一層激化。一方、マックス・フェルスタッペンとレッドブル陣営は足踏み状態が続いている。ドライバーズランキングでは、オスカー・ピアストリがカナダGP時点の198ポイントから216ポイントへと加算し、ランキング首位をキープ。2位のランド・ノリスは176ポイントから201ポイントへと急伸し、その差はわずか15ポイントに縮まった。
今季すでに3勝目を挙げたノリスは、これまで以上にピアストリを脅かす存在となっており、タイトル争いはマクラーレン勢による一騎打ちの様相を呈してきた。3位マックス・フェルスタッペン(155ポイント)は、カナダでのポイント獲得以降、オーストリアでの初周リタイアにより加点なし。上位2人との差が広がりつつある。4位ジョージ・ラッセル(146ポイント)は10ポイント加算で、5位シャルル・ルクレール(119ポイント)との差をわずか27ポイントに広げた。ルイス・ハミルトン(91ポイント)は12ポイントの獲得で依然6位を守っている。その他、レーシングブルズのリアム・ローソンは4ポイントから12ポイントへとジャンプアップし15位に浮上。初ポイントを獲得したザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトは4ポイントで19位に名を連ねた。そして、レッドブル・レーシングに昇格した角田裕毅は依然として10ポイントのままだが、他のドライバーに逆転される形で17位までダウン。オーストリアGPでは10秒加算のタイムペナルティを受けるなど厳しい週末となり、ランキング浮上には至らなかった。コンストラクターズランキングでは、マクラーレンがカナダ後の374ポイントから417ポイントへと加算し、2位以下との差を大きく広げた。メルセデスとフェラーリはそれぞれ199→209ポイント、183→210ポイントと僅差で競っている。一方、レッドブルは162ポイントのままで変動なく、4位に後退した。ランキング中団では、レーシングブルズが28→36ポイントと上積みし6位へ浮上。ザウバーも26ポイントとし、ハース(29ポイント)に迫っている。今季も中盤戦に突入し、マクラーレン勢によるタイトル争いと、混戦の中団バトルが一層注目される展開となってきた。2025年F1ドライバーズポイント1.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) - (216)2.ランド・ノリス (マクラーレン) - (201)3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) - (155)4.ジョージ・ラッセル (メルセデス) - (146)5.シャルル・ルクレール (フェラーリ) - (119)6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ) - (91)7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス) - (63)8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ) - (42)9.エステバン・オコン (ハース) - (23)10.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー) - (21)11.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ) - (21)12.ランス・ストロール (アストンマーティン) - (14)13.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン) - (14)14.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ) - (13)15.リアム・ローソン (レーシングブルズ) - (12)16.ピエール・ガスリー (アルピーヌ) - (11)17.角田裕毅 (レッドブル) - (10)18.オリバー・ベアマン (ハース) - (6)19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー) - (4)20.フランコ・コラピント (アルピーヌ) - (-)21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ) - (-)2025年 F1コンストラクターズポイント1.マクラーレン - (417)2.フェラーリ - (210)3.メルセデス - (209)4.レッドブル - (162)5.ウィリアムズ - (55)6.レーシングブルズ - (36)7.ハース - (29)8.アストンマーティン - (28)9.ザウバー - (26)10.アルピーヌ - (11)
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