2024年のF1世界選手権 第20戦 メキシコグランプリのフリー走行2回目が10月25日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がトップタイムを記録した。一方、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュしてしまったため、ピレリの2025年プロトタイプタイヤのテストを行うために60分から90分に延長されたセッションは約25分間にわたって赤旗中断となった。
ピレリは各チームに、1マシンあたり2回の速い走行と2回の長めの走行を行うという走行プランを与え、タイヤメーカーがC4、C5、C6の各コンパウンドを比較できるようにした。FP1を欠席したドライバーには、標準のミディアムタイヤで代表的な走行を行うために30分間の追加プラクティス時間が与えられた。90分間のセッションの信号が青になると、マクラーレンのランド・ノリスが最初にコースインし、ドライバーたちの中で早めに走行を開始した。セルジオ・ペレスは地元ファンの前で最初のラップを走行しながら「ブレーキペダルが少し固い感じがする」と報告。一方、レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンはFP1でエンジントラブルに見舞われ、「変な音」がするとコメント。さらに「不快」な音について苦情を寄せた後、フェルスタッペンはブレーキングを命じられた。セッション開始から10分余り、ターン8で縁石を乗り越えすぎてターン9でバリアに激突したラッセルのマシンから出火し、セッションは赤旗中断となった。メルセデスドライバーは幸いにも無事だったが、メディカルカーで医療センターに搬送された。この事故処理中に時間が経過し、レッドブルはフェルスタッペンの問題を調査するチャンスを得た。そして、残り54分でセッシュションが再開された。しかし、ワールドチャンピオンのRB20は修復されていないようで、フェルスタッペンは「同じ問題」により再びピットインするよう指示された。アレックス・アルボンも最初のプラクティス中にオリバー・ベアマンと接触したため、ウィリアムズチームは依然としてFW46の修復に取り組んでいる。一方、セッション終了まで30分を残した時点で、サインツはC4タイヤを装着し、1分17秒699のラップタイムでトップに立ち、2番手のオスカー・ピアストリに0.178秒の差をつけた。カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がFP2のトップタイムをマーク。焦点はタイヤテストにあったかもしれないが、何人かのドライバーはレースアクションに少し期待しているようで、今週末のアストンマーティン・ドライバーの400回目のレースを前に、ノリスはフェルナンド・アロンソとホイール・トゥ・ホイールの瞬間を楽しんでいた。セッションも終盤に差し掛かったところで、周冠宇、ノリス、アロンソ、ハミルトン、シャルル・ルクレール(いずれもFP1ではマシンをルーキーに譲っていた)がミディアムタイヤを装着したが、サインツのベーシックタイムを上回ることはできず、フェラーリのドライバーがトップの座を守った。マクラーレンのピアストリとRBの角田裕毅がそれぞれ3番手と4番手でトップ3を締めくくり、ルクレールとノリスが4番手と5番手につけた。 ハースのマグヌッセンが6番手で、ハミルトン、ボッタス、ペレス、リアム・ローソンが続いた。アロンソはニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、ランス・ストロール、フランコ・コラピント(ウィリアムズの唯一の走者としてセッションに参加)に次いで11番手につけた。 16番手にはアルピーヌのピエール・ガスリー、17番手にはザウバーのキック・ズーが続いた。メルセデスのラッセルはクラッシュしてしまったため18番手となった。一方、フェルスタッペンとアルボンは、前者は走行時間が限られていたため、後者はトラックタイムがなかったため、タイムシートの最下位で1時間を終えた。金曜日のエルマノス・ロドリゲス・サーキットでのトラック走行が終了し、ドライバーとチームはデータを検証した後、土曜日の現地時間11時30分から3回目で最後のプラクティスを行い、その後14時より予選が行われる。
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