2024年のF1世界選手権 第12戦 イギリスGPのフリー走行2回目が7月5日(金)にシルバーストン・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がFP1に続いて初日のトップタイムをマーク。角田裕毅(RB)は16番手で初日のセッションを終えた。ランド・ノリスは1分26秒549を記録し、すでに昨年のポールタイム(1分26秒720/マックス・フェルスタッペン)を上回った。
気温18度、路面温度28度のドライコンディションで60分間のFP2セッションがスタート。残り5分くらいで雨が降るという予報のなか、各車が精力的に周回を重ねた。そして、予報通り、残り6分あたりで、雨が降り、ほほ全車がピットに戻り、数台はインターを履いてスタート練習をしてセッションを締めくくった。2番手にはチームメイトのオスカー・ピアストリが0.331秒差で続き、マクラーレンがワンツーで初日のセッションを終えた。FP2は主にロングランに焦点が当てられたが、マクラーレンはミディアムでも一貫性のある速さを見せた。3番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)がトップから0.434秒差。チームメイトのマックス・フェルスタッペンは7番手。大半のドライバーがミディアムで走行を開始するなか、早々にソフトでのタイムシートのトップに立った。FP2の上位勢よりも早い段階でベストタイムを記録したことから、ある程度は路面の進化によるものだと説明できるかもしれない。ロングランに移行。安定したレースシミュレーションで安定した走りをみせた。4番手はハースF1チームのニコ・ヒュルケンベルグが入って“予選職人”の速さを見せた一方で、オリバー・ベアマンからマシンが戻ってきたケビン・マグヌッセンは20番手に沈んだ。フェラーリは、シャルル・ルクレールが5番手、カルロス・サインツが8番手。メルセデスはルイス・ハミルトンが6番手、ジョージ・ラッセルが10番手と4強チームのなかではやや遅れをとった印象だ。そこに絡んでいるのがアストンマーティンで、ランス・ストロールが9番手、フェルナンド・アロンソが11番手と上位勢に喰らいついたが、ロングランではやや苦戦しているようだった。ミッドフィールドは大混戦。12番手にバルテリ・ボッタス(ザウバー)、13番手にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、14番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)がコンマ数秒のなかにひしめいており、予選ではひとつのミスが順位を大きく左右することになりそうだ。苦戦を強いられているのがRB F1勢。角田裕毅が16番手、ダニエル・リカルドが19番手と、各チームのリードドライバーの順位では最下位。ただし、ザウバーのボッタスと角田裕毅のタイム差は0.364秒とそこまで大きくはないあ。バルセロナのアップグレードで迷走し、新旧を混ぜ合わせたパッケージで調整に励んでおり、この日のデータを元に明日どこまで巻き返されるかが注目だ。F1イギリスGPの2日目となる7月6日(土)は、19時30分(現地時間11時30分)からフリー走行3回目、23時(現地時間15時)から予選が行われる。2024年 F1イギリスGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAP 14ランド・ノリスマクラーレン1分26秒549 26 281オスカー・ピアストリマクラーレン1分26秒8800.33124 311セルジオ・ペレスレッドブル1分26秒9830.43425 427ニコ・ヒュルケンベルグハース1分26秒9900.44126 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分27秒1500.60127 644ルイス・ハミルトンメルセデス1分27秒2020.65326 71マックス・フェルスタッペンレッドブル1分27秒2330.68421 855カルロス・サインツJr.フェラーリ1分27秒2490.70031 918ランス・ストロールアストンマーティン1分27秒2740.72521 1063ジョージ・ラッセルメルセデス1分27秒2940.74526 1114フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分27秒3720.82325 1277バルテリ・ボッタスザウバー1分27秒3810.83216 1323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分27秒6451.09626 1410ピエール・ガスリーアルピーヌ1分27秒7321.18324 1531エステバン・オコンアルピーヌ1分27秒7431.19419 1622角田裕毅RB1分27秒7451.19626 172ローガン・サージェントウィリアムズ1分27秒8091.26024 1824周冠宇ザウバー1分27秒8131.26419 193ダニエル・リカルドRB1分27秒9161.36725 2020ケビン・マグヌッセンハース1分28秒1221.57320
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