2024年のF1世界選手権 第12戦 イギリスGPのフリー走行1回目が7月5日(金)にシルバーストン・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。角田裕毅は開始早々にスピンを喫してセッションを終えて20番手だった。ランド・ノリスは、ソフトタイヤで1分27秒420をマーク。2番手には0.134秒差でランス・ストロール(アストンマーティン)、3番手には0.211秒差でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。
午前中に雨が降ったシルバーストン。気温16度、路面温度22度のドライコンディションで60分間のFP1セッションがスタート。イギリスに本拠地を置くチームが多いことから、多くのチームがアップグレードを持ち込んでいる。今回のFP1では、レッドブルがアイザック・ハジャー⇔セルジオ・ペレス、ウィリアムズがフランコ・コラピント、アルピーヌがジャック・ドゥーハン⇔ピエール・ガスリーをルーキ―枠で起用した。ハースF1チームは、来季のフル参戦デビューが決定しているオリバー・ベアマンがケビン・マグヌッセンに代わって計画されている6回のFP1の2回目の走行を行った。開始から10分にも到達しない段階で角田裕毅(RB)がターン7(ルフィード)でスピンを喫してグラベルにはまったことで赤旗中断。結局、ここで角田のセッソyンは終了となり、わずか5周しか走行することができなかった。RBは、アップグレード前後の新旧パーツを混ぜ合わせた“ハイブリッド”パッケージで臨んでいるが、チームメイトのダニエル・リカルドも13番手とインパクトのある走りは示せなかった。また、残り約5分でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がピットレーン入り口付近でストップ。マシンが回収されるまでピットレーンはクローズとなったが、進行に大きな影響はなかった。上位3台がソフトタイヤでタイムを出したのに対し、レッドブル、メルセデス、フェラーリはソフトタイヤを使用せずに、ミディアムとハードのみで走行した。4番手のマックス・フェルスタッペンは、ミディアムでトップから0.309秒差。5番手のジョージ・ラッセル、7番手のルイス・ハミルトンの間に、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がソフトタイアで6番手に入った。フェラーリはシャルル・ルクレールが8番手、カルロス・サインツJr.が9番手。エステバン・オコン(アルピーヌ)がトップ10を締めくくった。ルーキーFP1勢は、1セットのタイヤを消化すればいいこともあり、全開アタックのチャンスは与えられず、オリバー・ベアマンを含めてハードタイヤをメインで走行。ソフトを履いたベアマンが14番手、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)が17番手、フランコ・コラピント(ウィリアムズが18番手、アイザック・ハジャー(レッドブル)が19番手だった。F1イギリスGPは、このあと24時00分(現地時間16時00分)からフリー走行2回目が行われる。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1イギリスGP フリー走行1回目 順位・ラップタイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAP 14ランド・ノリスマクラーレン1分27秒420 26 218ランス・ストロールアストンマーティン1分27秒5540.13422 381オスカー・ピアストリマクラーレン1分27秒6310.21118 41マックス・フェルスタッペンレッドブル1分27秒7290.30925 563ジョージ・ラッセルメルセデス1分27秒7380.31826 614フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分27秒7940.37427 744ルイス・ハミルトンメルセデス1分27秒8580.43826 816シャルル・ルクレールフェラーリ1分27秒9030.48326 955カルロス・サインツJr.フェラーリ1分27秒9250.50527 1031エステバン・オコンアルピーヌ1分27秒9740.55425 1127ニコ・ヒュルケンベルグハース1分28秒0820.66222 1277バルテリ・ボッタスザウバー1分28秒2540.83426 133ダニエル・リカルドRB1分28秒4771.05724 1450オリバー・ベアマンハース1分28秒5361.11625 1524周冠宇ザウバー1分28秒5901.17024 1623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分28秒6491.22925 1761ジャック・ドゥーハンアルピーヌ1分28秒7351.31522 1845フランコ・コラピントウィリアムズ1分29秒0781.65824 1937アイザック・ハジャーレッドブル1分29秒2701.85015 2022角田裕毅RB1分29秒8642.4445
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