2024年のF1世界選手権 第10戦 スペイングランプリのフリー走行2回目が6月21日(金)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が初日のトップタイムをマークした。ルイス・ハミルトンは1分13秒264をマーク。2番手で地元のヒーローの一人であるカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)を0.022秒上回った。3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。
気温25度、路面温度44度のドライコンディションンで60分間のFP2セッションがスタート。序盤はFP1で得られたデータの確認、中盤はソフトタイヤでの予選ラン、そして、終盤はロングランというのが大体の各チームのプログラムだった。メルセデスは今週末にアップグレードを投入しておらず、既存のパッケージの調整に専念。ハミルトンのチームメイトのジョージ・ラッセルは8番手とやや遅れたが、それでも有望なスタートとなった。逆にフェラーリは大規模なアップグレードを投入。サインツのチームメイトのシャルル・ルクレールは6番手と競争力を失うことなく、改善することに成功しているようだ。マクラーレンもアップグレードを投入していないが、ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリが7番手に入っており、タイヤを両ドライバーで分けて走行するなど、週末にむけて着実に準備を進めている印象だ。アルピーヌF1チームはピエール・ガスリーが4番手、エステバン・オコンが9番手と2台がトップ10入り。アルピーヌも今週末はアップグレードを投入していないが、前戦まではRBがいた位置に入り込んだ。レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンが5番手、セルジオ・ペレスに関しては15番手と苦戦を強いられている。レッドブルはバルセロナにターゲットを定めたアップグレードを投入しているが、フェルスタッペンはアンダーステアを訴え、ペレスはブレーキ系の調整で走行時間を失った。初日の時点ではライバルに対して後手に回っている印象だ。ザウバーは、アップグレードはリアウィングとフロントコーナーの2つだが、バルテリ・ボッタスがトップ10入り。古いシャシーに戻した周冠宇はチームメイト間で17番手と明暗が分かれた。心配なのはRB。フェラーリに匹敵する大規模なアップグレードを投入したRBだが、角田裕毅が15番手、ダニエル・リカルドが16番手と両ドライバーが揃って下位に沈んだ。ただし、RBに限らず、初日はあくまでデータ収集と確認作業がメインであり、明日の最終プラクティスを経て予選を迎えれば、勢力図は変わっている可能性がある。特にレッドブルは土曜日に速さを増し、メルセデスは遅くなる傾向が続いている。2024年のF1世界選手権 第10戦 スペイングランプリの2日目となる6月22日(土)は、19:30(現地時間12:30)からフリー走行3回目、23:00(現地時間16:00)から予選が行われる。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1スペインGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAP144ルイス・ハミルトンメルセデス1分13秒264 28255カルロス・サインツJr.フェラーリ1分13秒2860.0223034ランド・ノリスマクラーレン1分13秒3190.05531410ピエール・ガスリーアルピーヌ1分13秒4430.1792751マックス・フェルスタッペンレッドブル1分13秒5040.24029616シャルル・ルクレールフェラーリ1分13秒5970.33322781オスカー・ピアストリマクラーレン1分13秒6220.35828863ジョージ・ラッセルメルセデス1分13秒7220.45828931エステバン・オコンアルピーヌ1分13秒7660.502301077バルテリ・ボッタスザウバー1分13秒9240.660301120ケビン・マグヌッセンハース1分14秒0210.757321227ニコ・ヒュルケンベルグハース1分14秒0530.789291311セルジオ・ペレスレッドブル1分14秒0810.817231414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分14秒0910.827281522角田裕毅RB1分14秒2110.94731163ダニエル・リカルドRB1分14秒2570.993291724周冠宇ザウバー1分14秒3451.081311818ランス・ストロールアストンマーティン1分14秒4021.138281923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分14秒8071.54334202ローガン・サージェントウィリアムズ1分15秒0701.80633
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