2023年F1第11戦イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)が7月7日(金)にシルバーストン・サーキットで行われ、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマーク。2番手にはチームメイトのセルジオ・ペレス、3番手にはアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が続いた。オーストリアでの雨に見舞われた週末から一転、歴史あるシルバーストン・サーキットでは晴れ渡った青空が広がり、グランドスタンドと芝生バンクが並ぶトラックは熱狂的なファンで埋め尽くされた。
ドライバーとチームにとって、1年ぶりに高速で流れるようなレイアウトでスピードを取り戻すだけでなく、強度を高めたピレリの新しいドライコンパウンドタイヤの構造も試したことで、特に忙しい1時間となった。ハード、ミディアム、ソフトの各タイヤでさまざまな走行が行われる中、トップに立ったのはダブルワールドチャンピオンのフェルスタッペンで、レッドマークのラバーで1分28秒600を記録した。前戦のレッドブル・リンクで3戦連続表彰台なしを止めたペレスは、チームメイトのフェルスタッペンから0.5秒差で2番手に続き、レッドブル・レーシングににワンツーの結果をもたらした。今週末のレッドブルのアップグレードは比較的限定的で、フェラーリも変更を報告していないが、メルセデスやアストンマーティンを含む多くのライバルが大規模なパッケージを投入しており、ワールドチャンピオンに追いつこうとする動きが続いている。新パーツを投入したウィリアムズは、アレックス・アルボンが印象的なストレートスピードでアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、フェラーリのシャルル・ルクレールを抑えて3番手に浮上。アルピーヌも序盤に有望なペースを見せ、エステバン・オコンがルクレールとカルロス・サインツのフェラーリの間に割る心強い序盤のペースを見せ、ランド・ノリスはオーストリアで好調なパフォーマンスを見せた後、マクラーレンをトップ10圏内に留めた。アストンマーティンのランス・ストロールとマクラーレンのオスカー・ピアストリ(ノリスが前回のグランプリでデビューさせたアップグレードを使用)がトップ10に入った。しかし、マクラーレンが彼のMCL60に油圧漏れを報告したため、ピアストリは問題を抱えていた。ルイス・ハミルトンはミディアム・タイヤとハード・タイヤで走行し、ニック・デ・フリースが駆るアルファタウリに続く12番手、ジョージ・ラッセルはもう1台のアルピーヌのピエール・ガスリーに続く14番手につけた。アルファロメオのバルテリ・ボッタスがアルファタウリの角田裕毅とウィリアムズのローガン・サージェントを抑えて15番手、チームメイトの周冠宇、ケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグのハース勢が続いた。F1イギリスGP フリー走行2回目は、この後、24時(現地時間16時)から行われる。2023年 F1イギリスGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分28秒836 26 211セルジオ・ペレスレッドブル1分29秒0480.44822 323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分29秒0890.48922 414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分29秒2680.66821 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分29秒2800.68025 631エステバン・オコンアルピーヌ1分29秒3190.71923 755カルロス・サインツフェラーリ1分29秒3570.75725 84ランド・ノリスマクラーレン1分29秒4410.84125 918ランス・ストロールアストンマーティン1分29秒4710.87126 1081オスカー・ピアストリマクラーレン1分29秒6581.05816 1121ニック・デ・フリースアルファタウリ1分29秒6911.09126 1244ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒7681.16823 1310ピエール・ガスリーアルピーヌ1分29秒8281.22824 1463ジョージ・ラッセルメルセデス1分29秒8731.27428 1577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分30秒0901.49022 1622角田裕毅アルファタウリ1分30秒0921.49228 172ローガン・サージェントウィリアムズ1分30秒1241.52424 1824周冠宇アルファロメオ1分30秒3211.72120 1920ケビン・マグヌッセンハース1分30秒3851.78521 2027ニコ・ヒュルケンベルグハース1分30秒5911.99122
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