2023年F1第9戦カナダGPの予選が6月17日(土)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、天候が少しずつ変化する難しいウェットコンディションのなか、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がポールポジションを獲得した。フェルスタッペンはQ3で1分25秒858をマーク。3戦連続今季5回目、通算25回目のポールポジションを獲得した。
2番手はニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)。まだ雨が少ないQ3の最初のアタックでベストタイムを出し、フロントローを獲得した。3番手にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が続いた。現地時間16時。雨は上がっていたが、路面は濡れているコンディションでセッションは開始。Q1では開始早々に周冠宇(アルファロメオ)がトラブルでコース上にストップして赤旗中断となった。Q2では路面は乾きはじめ、ソフトでアタックを開始したアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がトップ通過。だが、すぐに雨脚が強まり、序盤にインターミディレイトで好タイムを出せなかったシャルル・ルクレール(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)が敗退する。Q3は完全にウェットで行われた。フェルスタッペンがタイムシートに立ち、ヒュルケンベルグとアロンソが続くなか、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がクラッシュして赤旗中断。再開後は雨がさらに強まったことでタイムを更新することはできず、1回目のアタックで決勝のグリッドが決まった。フェルスタッペンは、2番手のヒュルケンベルグに1.244秒差をつけてウェットコンディションでも安定の強さをみせた。ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)がサプライズの2番手4番手にはルイス・ハミルトン、5番手にはジョージ・ラッセルとメルセデス勢が次ぐ気、6番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが8番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)を挟み込み、Q3ではアタックしなかったアルボンがトップ10を締めくくった。ルクレールとペレスは6列目からのスタート。ランス・ストロール(アストンマーティン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)とチームメイトが上位につけた2人が7列目。バルテリ・ボッタス(ハース)の隣の8列目16番グリッドに角田裕毅(アルファタウリ)が並ぶ。以下、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ニック・デ・フリース(アルファタウリ)、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、周冠宇(アルファロメオ)がQ1で敗退して下位グリッドに沈んだ。F1カナダGP決勝は日本時間19日(月)の3時(現地時間18日14時)からフォーメーションラップが行われる。2023年 F1カナダGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1ギャップ周回11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分20秒8511分19秒0921分25秒858227ニコ・ヒュルケンベルグハース1分22秒7301分20秒3051分27秒102314フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分21秒4811分19秒7761分27秒286444ルイス・ハミルトンメルセデス1分21秒5541分20秒4261分27秒627563ジョージ・ラッセルメルセデス1分21秒7981分20秒0981分27秒893631エステバン・オコンアルピーヌ1分22秒1141分20秒4061分27秒94574ランド・ノリスマクラーレン1分21秒9981分19秒3471分28秒046855カルロス・サインツフェラーリ1分22秒2481分19秒8561分29秒294981オスカー・ピアストリマクラーレン1分22秒1901分19秒6591分31秒3491023アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分21秒9381分18秒725 1116シャルル・ルクレールフェラーリ1分21秒8431分20秒615 1211セルジオ・ペレスレッドブル1分22秒1511分20秒999 1318ランス・ストロールアストンマーティン1分22秒6771分21秒484 1420ケビン・マグヌッセンハース1分22秒3511分21秒678 1577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分22秒3321分21秒821 1622角田裕毅アルファタウリ1分22秒746 1710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分22秒886 1821ニック・デ・フリースアルファタウリ1分23秒137 192ローガン・サージェントウィリアムズ1分22秒337 2024周冠宇アルファロメオ1分22秒342