2023年のF1世界選手権 第3戦 オーストラリアGPの予選が4月1日(土)にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が自身22回目のポールポジションを獲得し、フェルナンド・アロンソの記録に並んだ。メルセデスのジョージ・ラッセルが予選2位でフロントローに並ぶ一方で、Q1でクラッシュしたセルジオ・ペレスは20位に終わった。
フェルスタッペンはQ3で1分16秒732を記録し、0.236秒差でラッセルを抑えて自身初のF1オーストラリアGPのポールポジションを獲得した。メルセデスのルイス・ハミルトンは0.372秒差の3番グリッド、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは0.407秒差の4番グリッドに終わった。フェラーリのカルロス・サインツはアストンマーティンのランス・ストロールの前で予選5位、シャルル・ルクレールは苦戦しながらも7位を獲得した。ウィリアムズのアレックス・アルボンが素晴らしいアタックで8番手につけ、アルピーヌのピエール・ガスリーが9番手、ハースのニコ・ヒュルケンベルグが10番手とそれぞれ健闘した。公式の降水確率が90%だったQ1ではローガン・サージェントがコースオフし、黄旗が提示された。その直後、ペレスがターン3のグラベルでレッドブルをロックさせ、赤旗が提示された。その後、コンディションはドライのままで、フェルスタッペンがQ1でトップタイムを記録し、ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンらを上回った。Q2ではフェルスタッペンが好調を維持し、アロンソを抑えてセッショントップとなった。フェルスタッペンはQ3で暫定ポールを獲得したものの、ギアシフトとバッテリーに問題があると報告。にもかかわらず、見事な走りでポールを確定させるまでに改善した。アルピーヌのエステバン・オコンはトラフィックに巻き込まれて11番手でQ2敗退。カットアウトラインまで0.08秒だった。一方、アルファタウリの角田裕毅は、ピットレーンでの計量に手間取り、12位で敗退し、目に見えて苛立っていた。マクラーレンのランド・ノリスはQ2で2度のミスを犯し、ハースのケビン・マグヌーゼンを抑えて13番手、アルファタウリのニック・デ・フリースは15番手で予選を終了した。ホームヒーローのマクラーレンのオスカー・ピアストリはQ1のカットアウトから0.047秒差で16番手、アルファロメオの周冠宇とウィリアムズのサージェントが続いた。バルテリ・ボッタスはQ1でトラフィックに遭遇して19番手、ペレスはノータイムだった。2023年F1オーストラリアGPの決勝は4月2日(日)の14時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2023年 F1オーストラリアGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q311マックス・フェルスタッペンレッドブル1分17秒3841分17秒0561分16秒732263ジョージ・ラッセルメルセデス1分17秒6541分17秒5131分16秒968344ルイス・ハミルトンメルセデス1分17秒6891分17秒5511分17秒104414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分17秒8321分17秒2831分17秒139555カルロス・サインツフェラーリ1分17秒9281分17秒3901分17秒270618ランス・ストロールアストンマーティン1分17秒8731分17秒6161分17秒308716シャルル・ルクレールフェラーリ1分18秒2181分17秒3491分17秒369823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分17秒9621分17秒7611分17秒609910ピエール・ガスリーアルピーヌ1分18秒3121分17秒5741分17秒6751027ニコ・ヒュルケンベルグハース1分18秒0291分17秒4121分17秒7351131エステバン・オコンアルピーヌ1分17秒7701分17秒768 1222角田裕毅アルファタウリ1分18秒4711分18秒099 134ランド・ノリスマクラーレン1分18秒2431分18秒119 1420ケビン・マグヌッセンハース1分18秒1591分18秒129 1521ニック・デ・フリースアルファタウリ1分18秒4501分18秒335 1681オスカー・ピアストリマクラーレン1分18秒517 1724周冠宇アルファロメオ1分18秒540 182ローガン・サージェントウィリアムズ1分18秒557 1977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分18秒714 2011セルジオ・ペレスレッドブルNo Time