2023年のF1世界選手権 第3戦 オーストラリアGPのフリー走行3回目が4月1日(土)にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われ、波乱に満ちたセッションで、マックス・フェルスタッペンがフェルナンド・アロンソとエステバン・オコンの前に立ち、予選に向けた最後の準備ラップを行った。信号が青に変わると、雨に見舞われた金曜日のFP2セッションの遅れを取り戻すべくドライバーたちをランス・ストロールが先導してコースに飛び出し、1時間の走行がスタートした。
ソフトタイヤで走ったカルロス・サインツ(7番手)が1分18秒127を序盤のペースを設定し、同胞のフェルナンド・アロンソに0.202秒差をつけてトップに立った。しかし、ターン9への進入でニック・デ・フリース(19番手)のアルファタウリから飛散した車体の一部を取り除くためにマーシャルがコースに入らなければならず、、ドライバーの準備は赤旗によって一時中断された。コースがクリアになったことで、マックス・フェルスタッペンが1分17秒565を記録し、アストンマーチンのアロンソに0.162秒の差をつける。アルピーヌF1チームのエステバン・オコンとピエール・ガスリーがそれぞれ3番手と5番手につけ、4番手にはジョージ・ラッセルのメルセデスを挟むという印象的な結果になった。もう1台のレッドブル、セルジオ・ペレスは、RB19のリアサスペンションを修理するためにセッション開始20分でピットレーンを離れるなど、散々なFP3で6番手。特にターン3でのブレーキングに苦戦し、欲求不満は大きくなった。前述のサインツは7番目に速かったが、セッション終了時にピットレーンに戻る途中でターン 11でコースアウト。大きなダメージを受けずに済んだのは不幸中の幸いだった。8番手にはルイス・ハミルトン、9番手にはランス・ストロールが入った。周冠宇は10番手だったが、ターン2でコースオフしてバリアに接触したアルファロメオに大きなダメージを与えずに済んだのは幸運だった。ハースのニコ・ヒュルケンベルグはアレックス・アルボンを抑えて11番手、フェラーリのシャルル・ルクレールは13番手だった。マクラーレンのガレージを出るたびにメルボルンの観衆から歓声を浴び続けるホームヒーロー、オスカー・ピアストリは14番手で、バルテリ・ボッタスのアルファロメオを上回り、角田裕毅は16番手だった。ローガン・サージェントは、ウィリアムズの電子制御の問題で金曜日のFP2を欠場し、コースに復帰したが、17番手に沈み、ケビン・マグヌッセンが18番手。アルファタウリのニック・デ・フリースは19番手、マクラーレンのランド・ノリスはMCL60のクラッチトラブルの疑いで終盤にガレージに閉じこもり、最下位となった。F1オーストラリアGP 予選は、この後14時(現地時間16時)から行われる。2023年 F1オーストラリアGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分17秒565 24214フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分17秒7270.16226331エステバン・オコンアルピーヌ1分17秒9380.37323463ジョージ・ラッセルメルセデス1分17秒9550.39023510ピエール・ガスリーアルピーヌ1分18秒0940.52923611セルジオ・ペレスレッドブル1分18秒1230.55818755カルロス・サインツフェラーリ1分18秒1270.56229844ルイス・ハミルトンメルセデス1分18秒1380.57325918ランス・ストロールアストンマーティン1分18秒1980.633221024周冠宇アルファロメオ1分18秒3300.765201127ニコ・ヒュルケンベルグハース1分18秒4100.845241223アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分18秒5530.988211316シャルル・ルクレールフェラーリ1分18秒6911.126281481オスカー・ピアストリマクラーレン1分18秒7131.148211577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分18秒8091.244241622角田裕毅アルファタウリ1分18秒9011.33622172ローガン・サージェントウィリアムズ1分18秒9471.382201820ケビン・マグヌッセンハース1分19秒0561.491261921ニック・デ・フリースアルファタウリ1分19秒0921.52723204ランド・ノリスマクラーレン1分19秒1461.58112
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