2022年F1シンガポールGPの決勝が10月2日(日)にマリーナ・ベイ市街地コースで行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が優勝した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となったF1シンガポールGPは、決勝前の豪雨によって1時間5分遅れでスタート。2時間レースが適用され、61周のレースは59周で終了した。
優勝は2番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス。1コーナーまでに首位に立つと、一度のリードを奪われることなくチェッカー。今季2勝目、通算4勝目を挙げた。だが、セーフティカー中に10車身以上の間隔をあけたことでインフリンジメント(侵害行為)でレース後の審議対象となっているため、現時点での結果は暫定となる。セルジオ・ペレス、5秒ペナルティ+戒告処分でF1シンガポールGP優勝が確定2位はシャルル・ルクレール、3位はカルロス・サインツJr.が続き、スクーデリア・フェラーリがダブル表彰台を獲得した。4位はランド・ノリス、5位はダニエル・リカルドとマクラーレンがダブル入賞。ライバルのアルピーヌF1がダブルリタイアを喫したことで、コンストラクターズランキング4位に浮上した。6位はランス・ストロール(アストンマーティン)が続いた。7位はチャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。8番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、5番手を走行していた40周目に大きくロックアップしてエスケープへ。ポイント圏外から挽回して7位でフィニッシュした。F1ワールドチャンピオン獲得は次戦F1日本GP以降に持ち越された。8位はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、9位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、10位はピエール・ガスリーが入り、ポイントを獲得した。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)はドライタイヤ交換直後の36周目にクラッシュリタイア。F1史上最多の350戦目を迎えたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1)はエンジントラブルによって記念すべきレースを終えることになった。レースはインターミディエイトでスタート。完走中最下位のジョージ・ラッセル(メルセデス)は21周目にドライタイヤに交換するというギャンブルに出たが、まったくグリップせずに大きくタイムロス。だが、35周目にファステストラップを記録して、他のドライバーがドライタイヤに交換するきっかけを与えた。次戦は鈴鹿サーキットで3年ぶりに開催されるF1日本GP。角田裕毅にとっては初の凱旋レースとなる。2022年 F1シンガポールGP 決勝 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 111セルジオ・ペレスレッドブルLAP591 216シャルル・ルクレールフェラーリ7.5957.5951 355カルロス・サインツフェラーリ15.3057.7101 44ランド・ノリスマクラーレン26.13310.8281 53ダニエル・リカルドマクラーレン58.28232.1481 618ランス・ストロールアストンマーティン61.3303.0481 733マックス・フェルスタッペンレッドブル63.8252.4952 85セバスチャン・ベッテルアストンマーティン65.0321.2071 944ルイス・ハミルトンメルセデス66.5151.4831 1040ピエール・ガスリーアルファタウリ74.5768.0611 1177バルテリ・ボッタスアルファロメオ92.84419.2681 1220ケビン・マグヌッセンハース97.6103.7662 1347ミック・シューマッハハース1L96.9972 1463ジョージ・ラッセルメルセデス2L29.2354 DNF22角田裕毅アルファタウリ  1 DNF31エステバン・オコンアルピーヌ  0 DNF23アレクサンダー・アルボンウィリアムズ  1 DNF3フェルナンド・アロンソアルピーヌ  0 DNF6ニコラス・ラティフィウィリアムズ  1 DNF24周冠宇アルファロメオ  0
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