2022年F1第7戦モナコグランプリの決勝が5月29日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が優勝した。決勝前にモナコには雨が降り出し、ウェット宣言がなされて16分遅れでフォーメーションラップがスタート。しかし、コンディションは悪く赤旗中断となる。16時10分にセーフティカー先導によるローリングスタートでレースは再開される。
レースは序盤のタイヤ交換が左右するレッドブルとフェラーリの4台による戦い。空が明るくなり、路面が乾いていくなか、5周目目あたりからインターミディエイトに交換するドライバーが出てくる。その後、16周目にはミック・シューマッハがドライのハードタイヤに交換する。シャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、セルジオ・ペレス、マックス・フェルスタッペンの順で進んでいたレースで、ペレスが15周目に真っ先にインターミディエイトに交換。ルクレールとフェルスタッペンが2周後にそれに続き、この時点でペレスがルクレールのアンダーカットに成功する。サインツはステイアウトして直接スリックタイヤに交換する作戦。20周目にルクレールと同時にハードタイヤに交換。次の周にレッドブルの2台がこれに反応。順位はペレス、サインツ、フェルスタッペン、ルクレールに入れ替わる。28周目にミック・シューマッハ(ハースF1チーム)がクラッシュ。ドライバーは無事だったが、マシンは真っ二つに割れる大破で2回目の赤旗となる。レッドブル勢はミディアム、フェラーリ勢はハードでレースを再開。しかし、その後、順位は入れ替わることなく、3時間(64周)のレースは終了。セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が今季初勝利をうれしいモナコ初優勝で成し遂げた。通算3勝目。2位はカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)。4回目の2位であり、また一歩優勝に届かなかった。3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、4位のシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)の前でフィニッシュして、9ポイントにポイントリードを広げた。ルクレールにとってモナコ初完走はほろ苦い結果となった。5位はジョージ・ラッセル(メルセデスF1)、6位のランド・ノリス(マクラーレン)がファステストラップを記録。7位にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、8位にルイス・ハミルトン(メルセデスF1)、9位にエステバン・オコン(アルピーヌ)、10位にバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が入り、ポイントを獲得した。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)はレース終盤にコースアウトを喫して、完走中最下位となる17位でレースを終えた。2022年 F1モナコグランプリ 順位・結果 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 111セルジオ・ペレスレッドブルLAP643 255カルロス・サインツフェラーリ1.1541.1542 333マックス・フェルスタッペンレッドブル1.4810.3373 416シャルル・ルクレールフェラーリ2.9221.4313 563ジョージ・ラッセルメルセデス11.9689.0462 64ランド・ノリスマクラーレン12.231.02634 73フェルナンド・アロンソアルピーヌ46.36834.1272 844ルイス・ハミルトンメルセデス50.3884.0303 931エステバン・オコンアルピーヌ55.6441.3552 1077バルテリ・ボッタスアルファロメオ52.5252.1372 115セバスチャン・ベッテルアストンマーティン53.5361.0113 1210ピエール・ガスリーアルファタウリ54.2890.7533 133ダニエル・リカルドマクラーレン57.6351.9912 1418ランス・ストロールアストンマーティン60.8023.1674 156ニコラス・ラティフィウィリアムズ1L28.2144 1624周冠宇アルファロメオ1L0.4802 1722角田裕毅アルファタウリ1L22.2584 DNF23アレクサンダー・アルボンウィリアムズ  4 DNF47ミック・シューマッハハース  2 DNF20ケビン・マグヌッセンハース  1
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