2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPのスプリントが4月23日(土)にイタリアのイモラ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。昨年3つのグランプリで導入された決勝のスターティンググリッドを決する100㎞のレースは、スプリント予選からスプリントへと名称を変更して、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPで今季初めて実施された。
2021年の変更点として、トップ3にのみ与えられていたポイントは、トップ8まで拡大。1位のドライバーには8ポイント、2位に7ポイント、3位に6ポイントとスライドし、8位には1ポイントが付与される。昨年は上位勢のみのバトルとなっていたが、ご褒美が拡大されたことで、中盤でも白熱のバトルが見られた。レースは、2番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が好スタートを決め、逆にスタートで失速したマックス・フェルスタッペンからリードを奪う。7番グリッドスタートのセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)は5番手まで順位を上げる。オープニングラップで周冠宇(アルファロメオF1チーム)がピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)を引っかけてクラッシュ。周冠宇はリタイアとなり、右フロントタイヤとフロントウイングにダメージを負ったガスリーはピットインを余儀なくされ、戦線から離脱する。このインシデントでセーフティカーが入り、4周目にレースは再開。シャルル・ルクレールがマックス・フェルスタッペンに対するリードを広げていたが、終盤に右フロントタイヤのグレイニングが発生し、コーナーに苦戦するようになる。ストレートで速いレッドブルが追いつくと、トラクションのいいフェラーリがコーナーの立ち上がりで引き離すというバトルを数周展開した後、マックス・フェルスタッペンが残り2周でシャルル・ルクレールをパス。最終的に2.975秒差をつけて明日の決勝のポールポジションと8ポイントを獲得した。過去3回行われたスプリントレースで、オープニングラップでトップではないドライバーが優勝したのは今回が初となる。3番手にはセルジオ・ペレス。そして、4番手には予選Q2でのクラッシュで10番グリッドからスタートしたカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)が6台抜きを披露して5ポイントを獲得。5位にはランド・ノリス、6位にはダニエル・リカルドとマクラーレン勢、7位のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、8位のケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)までがポイント獲得。16番グリッドからスタートした角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は12位まで順位を上げた。チームメイトのピエール・ガスリーは17位でフィニッシュした。F1エミリア・ロマーニャGP 決勝は、4月24日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2022年 F1エミリア・ロマーニャGP スプリント 結果・順位 順位NoドライバーチームGAPINT 133マックス・フェルスタッペンレッドブルLAP21 216シャルル・ルクレールフェラーリ2.9752.975 311セルジオ・ペレスレッドブル4.7211.746 455カルロス・サインツフェラーリ17.57812.857 54ランド・ノリスマクラーレン24.5616.983 63ダニエル・リカルドマクラーレン27.7403.179 777バルテリ・ボッタスアルファロメオ28.1230.383 820ケビン・マグヌッセンハース30.7122.579 93フェルナンド・アロンソアルピーヌ32.2781.566 1047ミック・シューマッハハース33.7731.495 1163ジョージ・ラッセルメルセデス36.2842.511 1222角田裕毅アルファタウリ382982.014 135セバスチャン・ベッテルアストンマーティン40.1771,879 1444ルイス・ハミルトンメルセデス41.4591.282 1518ランス・ストロールアストンマーティン42.1901.251 1631エステバン・オコンアルピーヌ43.5170.607 1710ピエール・ガスリーアルファタウリ43.7940.277 1823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ48.87150.77 196ニコラス・ラティフィウィリアムズ52.0173.146 2024周冠宇アルファロメオ  
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