2022年F1第2戦サウジアラビアグランプリのフリー走行2回目が3月26日(土)にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。前日、サーキット近郊のアラムコの石油施設がイエメンの武装組織にミサイル攻撃を受けるという事件があったサウジアラビア。F1、FIA、チーム、ドライバーとの長時間の議論の末、イベントは予定通り続行されることが決定した。
現地時間17時、気温24度、路面29度とドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。予選、決勝とは異なるコンディションではあるが、各マシンがセットアップの最終調整を実施した。全般的にFP3セッションではソフトタイヤがメインで使用され、確認走行→ショートラン→ロングラン→ショートランといったプログラムが実施された。フリー走行3回目のトップタイムはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)の1分29秒735。終了間際のまさにチェッカーフラッグと同時にタイムを記録した。2番手には0.033秒の僅差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手にはカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)、4番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)とトップ4にスクーデリア・フェラーリとレッドブル・レーシングの4台が名を連ねた。5番手にはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、6番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)。7番手にはピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)が続いたが、ガスリーは開始から35分の時点でガレージを出てすぐにドライブシャフトにトラブルが発生してピットレーン出口でストップ。そのまま残りのセッションを逃すことになった。ガスリーは開幕戦でマシンが焼失するトラブルでPUとギアボックスを全交換しており、それらのエレメントに損傷がある場合、残りのシーズンに向けて厳しい状況となる。チームメイトの角田裕毅は10番手タイム。8番手には前日に15周しかできなかったケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)が入り、9番手にはフェルナド・アロンソ(アルピーヌ)が続いた。苦戦を強いられているのがメルセデスF1エンジン勢。本家メルセデスF1チームは、ルイス・ハミルトンが11番手、ジョージ・ラッセルが14番手。アストンマーティン、マクラーレン、ウィリアムズを含めた全8台がトップ10圏外というセッションとなった。F1サウジアラビアグランプリの予選は、この後26時(現地時間20時)から行われる。2022年 F1 サウジアラビアグランプリ フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 116シャルル・ルクレールフェラーリ1分29秒735 23 233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分29秒7680.03312 311セルジオ・ペレスレッドブル1分29秒8330.09816 455カルロス・サインツフェラーリ1分30秒0090.27422 577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分30秒0300.29522 610ピエール・ガスリーアルファタウリ1分30秒1480.40416 720ケビン・マグヌッセンハース1分30秒2620.41311 83フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分30秒2960.52718 931エステバン・オコンアルピーヌ1分30秒3290.56117 1022角田裕毅アルファタウリ1分30秒4150.68019 1144ルイス・ハミルトンメルセデス1分30秒7070.97217 1247ミック・シューマッハハース1分30秒7651.03017 1324周冠宇アルファロメオ1分30秒9461.21120 1463ジョージ・ラッセルメルセデス1分30秒9831.24815 1518ランス・ストロールアストンマーティン1分31秒0671.33218 163ダニエル・リカルドマクラーレン1分31秒1861.45116 1723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分31秒3741.63816 1827ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1分31秒4241.68918 194ランド・ノリスマクラーレン1分31秒5291.79417 206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分31秒9922.25713
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