2022年 F1バーレーンGPのフリー走行1回目が3月18日(金)に行われ、ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)がトップタイムをマークした。2022年のF1世界選手権がいよいよ開幕。レギュレーション変更によって完全に新しいグラウンドエフェクトカーへと変貌を遂げた新世代のF1マシンによる公式セッションがスタートした。
気温19度、路面温度36度のドライコンディションで60分のFP1セッションはスタート。リアに物凄い計測器を付けたフェラーリを先頭に各マシンが続々とコースインした。開始5分が過ぎたところでエステバン・オコン(アルピーヌF1)のマシンからパーツが飛び散り、赤旗中断。15分程度の中断を経てセッションは再開された。今大会ではセバスチャン・ベッテル(アストンマーティンF1)が新型コロナウイルスに感染したことで欠場。代役としてリザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが木曜日の夜に到着してフリー走行に挑んだ。トワイライトレースとして開催されるバーレーングランプリは、予選、決勝は現地時間18時と気温がマイルドになったコンディションで行われる。そのため、FP1とFP3は代表的なコンディションではないが、プレシーズンテストは6日間しかなく、プラクティスセッションも合計3時間しかないため、各チームが精力的に走行を行った。フリー走行1回目のトップタイムをマークしたのは、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー。23周を走行してソフトタイヤで1分34秒193をマークした。2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。2台ともミディアムタイヤでタイムを出しており、ポテンシャルは高そうだ。4番手タイムを記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)がソフトタイヤ、5番手タイムを記録したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)はミディアムタイムでタイム差は0.113秒とコンパンドの差が出た形だ。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はソフトで7番手につけている。ホンダ製F1エンジン勢は、角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が9番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が10番手とオープニングセッションでは全4台がトップ10入り。アルファロメオのルーキーの周冠宇が11番手と奮闘した一方で、チームメイトのバルテリ・ボッタスはエンジンのミスファイヤの問題でタイムを記録できなかった。F1バーレーンテストでブレーキのオーバーヒート問題に苦しんだマクラーレンがハースの2台の上の16番手と17番手につけているのも気になることこだ。F1バーレーンGPのフリー走行2回目はこの後24時から行われる。2022年 第1戦 F1バーレーンGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 110ピエール・ガスリーアルファタウリ1分34秒193 23S 216シャルル・ルクレールフェラーリ1分34秒5570.36422M 355カルロス・サインツフェラーリ1分34秒6110.41823M 463ジョージ・ラッセルメルセデス1分34秒6290.43623S 533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒7420.54922M 618ランス・ストロールアストンマーティン1分34秒8140.62122S 744ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒9430.75017S 83フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分35秒0000.80714S 922角田裕毅アルファタウリ1分35秒0280.83820S 1011セルジオ・ペレスレッドブル1分35秒0500.85723M 1124周冠宇アルファロメオ1分35秒0530.86020S 1231エステバン・オコンアルピーヌ1分35秒1510.95815S 136ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分35秒6441.45115S 145ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1分35秒8151.62223S 1523アレクサンダー・アルボンウィリマウズ1分36秒3041.73017S 164ランド・ノリスマクラーレン1分36秒3042.11122S 176ダニエル・リカルドマクラーレン1分36秒4022.20920S 1847ミック・シューマッハハース1分36秒5362.34323M 1920ケビン・マグヌッセンハース1分36秒8042.61121M 2077バルテリ・ボッタスアルファロメオNp Time 2