2022年 F1バーレーンテストが3月11日(金)に2日目を迎え、カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)が最速タイムをマーク。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が個人最多の120周を走破した。カルロス・サインツは8時間の公式テストで最速となる1分33秒532をマークしたが、ケビン・マグヌッセンが貨物到着の遅延によってハースF1チームに許可された追加の1時間のテストでそれを0.295秒上回る1分33秒207をマークしている。
午後に走行したカルロス・サインツは、60周を走行し、最速タイムはC4タイヤでマーク。チームメイトのシャルル・ルクレールは午前中に54周を走行して7番手タイムを記録し、スクーデリア・フェラーリは合計114周を走り込んだ。レッドブル・レーシングは、現役F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンが終日走行を担当し、86周を走行してC4タイヤでカルロス・サインツから0.479秒差となる1分34秒011をマークした。アストンマーティンは、午後に走行したランス・ストロールがC4タイヤで1分34秒006をマーク。午前中はセバスチャン・ベッテルが走行し、チームとして116周を走り込んだ。メルセデスは、午後にルイス・ハミルトンが47周を走行して4番手タイムをマークしたが、タイヤは上位3名よりも1段階軟らかいC5タイヤ。午前中はジョージ・ラッセルが47周を走行して12番手タイムをマーク。チームとして94周を走り込んだ。ピンクのスペシャルカラーを走らせたアルピーヌF1チー^ムは、エステバン・オコンが午前中の最速タイムをマークしたが、午後にデータ異常が見つかって予防措置としてコース上でストップして赤旗。だが、すぐに走行を走行を再開し、111周まで走行距離を伸ばした。マクラーレンは、走行予定だったダニエル・リカルドが体調不良で2日目も欠場。のちに新型コロナウイルスに感染したことが判明。代わりにランド・ノリスが走行。午後にピットレーン出口でストップして赤旗。その問題はマイナーなものであり、走行を再開したが、前日からブレーキの問題に悩まされており、60周の走行にとどまった。スクーデリア・アルファタウリは角田裕毅が終日走行を担当し、2日目の個人最多となる120周を走破。C3タイヤでカルロス・サインツから3.270秒差のタイムをマークした。ハースF1チームは、午前中にミック・シューマッハが23周、午後にケビン・マグヌッセンが39周を走行してチームとして62周しか走行できなかったが、公式セッション終了後のより涼しいコンディションでの1時間の単独セッションでマグヌッセンがC4タイヤでトップタイムを塗り替えた。アルファロメオF1チームは、午前中に走行したバルテリ・ボッタスは油圧の問題で25周しか走行できず、午前中に周冠宇が48周とチームとして73周しか走行できなかった。ウィリアムズは、ニコラス・ラティフィが終日走行を予定していたが、午前中に12周を走行した段階でリアブレーキから出火するトラブルが発生。セッションが終了するまで修復することができなかった。F1バーレーンテストは3月12日(土)に最終日を迎える。ハースF1チームは1時間早くスタートし、終了後に追加で2時間のセッションを実施する。2022年 F1バーレーンテスト 2日目 結果 順位ドライバーチームタイムGAP周回 1ケビン・マグヌッセンハース1分36秒207 60C4 2カルロス・サンンツフェラーリ1分33秒5320.32560C4 3マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒0110.80486C4 4ランス・ストロールアストンマーティン1分34秒0640.85770C4 5ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒1410.93447C5 6エステバン・オコンアルピーヌ1分34秒2761.069111C4 7シャルル・ルクレールフェラーリ1分34秒3661.15954C3 8ランド・ノリスマクラーレン1分34秒6091.40260C3 9セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分36秒0202.81346C3 10角田裕毅アルファタウリ1分36秒8023.595120C3 11バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分36秒9873.78025C2 12ミック・シューマッハハース1分37秒8464.63923C2 13ジョージ・ラッセルメルセデス1分38秒5855.37867P 14ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分38秒8466.63812P 15周冠宇アルファロメオ1分39秒9846.77740P