2021年 F1メキシコGPのフリー走行3回目が11月6日(土)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。土曜日のメキシコシティも晴れ。気温17.5度、路面温度35.5度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタートした。サポートレースでオイルが撒かれたため、コース上には石灰が撒かれた。
F1メキシコGPでは、ミディアムとハードがメインタイヤになると想定されているが、ミディアムは3セット、ハードは2セットの割り当てのため(ソフトは8セット)、序盤は多くのチームがタイヤを温存。土曜日にはPU交換ペナルティによる“Back of the Grid”にランス・ストロール(マクラーレン)とエステバン・オコン(アルピーヌ)が加わり、角田裕毅(アルファタウリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、そして、ギアボックス交換で5グリッド降格となるジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が早くからに走行を開始した。20分を経過した頃から続々とコースイン。タイヤはソフトが主体。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)はミディアムで走行を開始する。終了間際にはコース上が渋滞。バルテリ・ボッタスが角田裕毅の有名なセリフ『Traffic paradise(渋滞天国)』と口にするほど。総合的にレッドブル・ホンダの優位性がさらに際立ったセッションとなった。トップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。母国の観客の前で素晴らしいパフォーマンスを披露した。2番手には0.193秒差でチームメイトのマックス・フェルスタッペンが続き、レッドブル・ホンダがワンツー体制で予選前のセッションを終了。フェルスタッペンは終了間際に薄いウイングを試していたようであり、それも順位表に影響したかもしれない。3番手は0.651秒差でルイス・ハミルトン、チームメイトのバルテリ・ボッタスが4番手。メルセデスはセッション終盤にルイス・ハミルトンの車高を調整するなど、ダウンフォース不足によるアンダーステア傾向の解消に苦戦している模様。ホンダF1勢は、アルファタウリも角田裕毅が6番手、ピエール・ガスリーが8番手と前日のFP2に続いて4台がトップ10入り。エンジン面でも優位性を発揮している。マクラーレン対フェラーリのランキング3位争いも激化。前日はフェラーリが圧倒的に優位に見えたが、カルロス・サインツ(フェラーリ)が5番手、そこから0.092秒差でダニエル・リカルド(マクラーレン)が7番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が9番手、そこから0.099秒差でランド・ノリス(マクラレーン)が10番手と競争力の面では非常に拮抗したセションとなった。F1メキシコGPの予選は、この後午前5時から行われる。2021年 第17戦 F1メキシコGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 111セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分17秒024 15 233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分17秒2170.19312 344ルイス・ハミルトンメルセデス1分17秒6750.65114 477バルテリ・ボッタスメルセデス1分17秒7080.68417 555カルロス・サインツフェラーリ1分18秒0291.00520 614角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分18秒0371.01325 76ダニエル・リカルドマクラーレン1分18秒1211.09715 810ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分18秒2021.17818 916シャルル・ルクレールフェラーリ1分18秒2131.18920 104ランド・ノリスマクラーレン1分18秒3121.28816 1118ランス・ストロールアストンマーティン1分18秒3521.32820 127キミ・ライコネンアルファロメオ1分18秒5311.50722 1399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分18秒5561.53219 145セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分18秒6141.59017 153フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分18秒8471.82315 1631エステバン・オコンアルピーヌ1分18秒9991.97517 1763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分19秒2112.18719 1847ミック・シューマッハハース1分19秒2382.21414 1922ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分19秒3132.28912 209ニキータ・マゼピンハース1分20秒4793.45515
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