2021年 F1世界選手権 第16戦 F1トルコGPの予選が10月9日(土)にイスタンブール・パークで行われ、エンジン降格により10グリッド降格が決定しているルイス・ハミルトン(メルセデス)が最速タイムをマーク。2番手で終えたチームメイトのバルテリ・ボッタスが繰り上がりで明日の決勝をポールポジションからスタートする。
予選開始時刻の15時に路面は乾いていたが、3~5分ですぐに雨が降るという予報。実際にQ1では軽く雨が降ったが、ドライコンディションに変更はなく、Q3まですべてドライタイヤでセッションが行われた。路面はQ3まで進化し続けたため、ほとんどのドライバーが燃料を積んだ状態で走行を続け、順位表が目がぐるしく変わる白熱の予選セッションとなった。予選トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。コースレコードを更新する1分22秒868をマークした。だが、エンジン交換による10グリッド降格が決定しており、決勝は暫定11番手グリッドからのスタートとなる。代わってポールポジションからスタートするのはチームメイトのバルテリ・ボッタス。ハミルトンから0.130秒差となる1分22秒998をマーク。1分23秒を切ったのはメルセデスの2台だけとなった。3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。ルイス・ハミルトンと0.328秒の差がつき、ドライコンディションでは明らかにメルセデスが優位な結果となった。フロントローからスタートとする明日は、なんとかバルテリ・ボッタスの前に出て、ルイス・ハミルトンからの追撃をかわす必要がある。4番手はフェラーリのシャルル・ルクレール。Q2では最終コーナーでスピンを喫する場面もあったが、Q3ではしっかりとまとめあげ、フェルスタッペンからわずか0.069秒差まで迫った。フェルスタッペンにとってはルクレールも警戒しなければならない相手となるだろう。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが5番手に続いた。6番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは7番手となり、フェルスタッペンとの間に3台のマシンを挟む厳しい結果となった。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は自身3回目となるQ3進出を果たして10番手。ホンダF1は4台揃ってQ3進出となった。角田裕毅はQ2をソフトタイヤで突破したため、明日の決勝はトップ10のうち角田裕毅のみがソフトタイヤ、それ以外のドライバーはミディアムでのスタートとなる。ホンダF1勢としてはマックス・フェルスタッペンのタイトル争いをサポートするためにも、3台でルイス・ハミルトンをどこまで抑えられるかが重要となる。F1トルコGPの決勝は明日10日(日)の日本時間21時からフォーメーションラップが行われる。2021年 第16戦 F1トルコGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3144ルイス・ハミルトンメルセデス1分24秒5851分23秒0821分22秒868277バルテリ・ボッタスメルセデス1分25秒0471分23秒5791分22秒998333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分24秒5921分23秒7321分23秒196416シャルル・ルクレールフェラーリ1分24秒8691分24秒0151分23秒265510ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分24秒7041分23秒8171分23秒326614フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分25秒1741分23秒9141分23秒477711セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分24秒9631分23秒9611分23秒70684ランド・ノリスマクラーレン1分25秒1381分24秒6421分23秒956918ランス・ストロールアストンマーティン1分25秒5111分24秒6011分45秒3051022角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分25秒4091分24秒0541分24秒368115セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分25秒7871分25秒795 1231エステバン・オコンアルピーヌ1分25秒4221分25秒842 1363ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分25秒4171分25秒842 1447ミック・シューマッハハース1分25秒5551分25秒200 1555カルロス・サインツフェラーリ1分25秒177No Time 163ダニエル・リカルドマクラーレン1分25秒881  176ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分26秒086  1899アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分26秒430  197キミ・ライコネンアルファロメオ1分27秒525  209ニキータ・マゼピンハース1分28秒449  
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