2021年 F1ロシアGPのフリー走行2回目が9月24日(金)にソチ・オートドロームで行われ、バルテリ・ボッタスがトップタイム、ルイス・ハミルトンが2番手とメルセデスが1-2体制で初日を終えた。午後もソチ・オートドロームには青空が広がり、気温19.2度、路面温度33度のドライコンディションで60分間のプラクティス2はスタート。
だが、土曜日と日曜日は雨が予報されており、天候によっては土曜日のFP3と予選を走れずにFP2の結果がグリッドを決する可能性あるため、FP2でしっかりとタイムを出しつつ、マシンを仕上げていく必要がある。土曜日に走れない可能性を考慮してか、レッドブル・ホンダは、FP2前にマックス・フェルスタッペンに4基目のエンジンを含めたパワーユニット一式を交換することを決断。最後尾スタートが決定した。そんな中、35分を経過した頃、アントニオ・ジョビナッツィがターン9でスピンを喫してバリアにクラッシュ。リア周りを壊して、赤旗中断となった。約10分の中断を経て残り15分でセッションは再開。限られた時間のなか、全マシンがコース上に出ていき、プログラムをこなした。終了間際にはターン2で膨らんだピエール・ガスリー(アルファタウリ)がフロントをウイングを落としてセッションを終えた。F1ロシアGP フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。F1初優勝を果たした得意のソチでチームメイトのルイス・ハミルトンを0.044秒上回り、1分33秒593をマークした。ライバルのフェルスタッペンの最後尾スタートが決まり、100勝目がかかっているルイス・ハミルトンを勝たせるためにチームオーダーが発令されるかが今から注目かもしれない。3番手はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。トップから0.252秒差というショートランだけでなく、ロングランでも速さを見せており、ミッドフィールドでどのような戦いができるかに期待が寄せられる。一方、チームメイトの角田裕毅は18番手。明らかにマシンに苦戦しており、ガスリーとの差は2.109秒差とFP1よりも広がった。プラクティスで着実にマシンを仕上げていくアプローチを取っている角田だが、明日が雨で走行できない可能性があることを考えると厳しい週末になるかもしれない。レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが6番手。FP1からマシンが決まっているようには見えなかったが、セットアップに苦戦しているのか、それとも新品エンジンのマイレージを敢えてセーブしたのかどうかは現状では不明だ。さらに心配なのはチームメイトのセルジオ・ペレスだ。フェルスタッペンのペナルティが決定したレースで、本来ならば、メルセデスとのポイント差をできる限り最小限に抑えることが求められるペレスだが、トップから1.345秒差の11番手に沈んだ。F1ロシアGPのフリー走行3回目は明日25日(土)の18時(現地時間12時)から行われる。2021年 第15戦 F1ロシアGP フリー走行2回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS177バルテリ・ボッタスメルセデス1分33秒593 19244ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒6370.04422310ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分33秒8450.2522244ランド・ノリスマクラーレン1分34秒1540.56117531エステバン・オコンアルピーヌ1分34秒4020.80923633マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分34秒6211.02820755カルロス・サインツフェラーリ1分34秒6781.08522814フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分34秒7621.1692195セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分34秒8371.244221016シャルル・ルクレールフェラーリ1分34秒9251.332241111セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分34秒9381.34522127キミ・ライコネンアルファロメオ1分35秒0521.459231363ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分35秒0941.501191499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分35秒1781.585151518ランス・ストロールアストンマーティン1分35秒3341.74121166ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分35秒4111.81819173ダニエル・リカルドマクラーレン1分35秒6302.037121822角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分35秒9542.36123199ニキータ・マゼピンハース1分36秒0992.506192047ミック・シューマッハハース1分36秒2302.63720
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