2021年 F1ロシアGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録。2番手にもチームメイトのルイス・ハミルトンが続いた。今年が8回目の開催となるF1ロシアGP。舞台となるソチ・オートドロームは、2014年ソチ冬季オリンピックのメイン会場跡地を利用して作られた1.7kmの一部公道を利用する半常設のサーキット。
セクター2では中速の90度コーナーが連続し、最終セクターは低速コーナーで構成されている一方で、最終コーナーからターン1まではカレンダー中でも最長の全開区間の一つとなっており、パワーユニットへの負担も大きくなる。金曜日のソチは晴れ。気温18.9度、路面温度28.4度のドライコンディションで60分間のプラクティスセッションはスタート。比較的ニュースの話題となるような出来事の少ない静かなセッションとなった。ピレリは、F1ロシアGPにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)と最も柔らかいコンパンドをセレクト。大部分のドライバーはハードもしくはミディアムで走行を開始するなか、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はソフトで走行をスタートした。30分を経過する頃には多くのドライバーがソフトに変えてショートランのプログラムを実施し、その後はロングランという進行となった。フリー走行1回目のトップタイムはバルテリ・ボッタスが記録した1分34秒427。2番手もチームメイトのルイス・ハミルトンが0.211秒差で続き、メルセデスF1が得意のソチでイニシャルセットアップで速さをみせた。メルセデスは、中盤のショートランでソフトを装着した以外はハードタイヤで走行。ミディアムは使わなかった。3番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップから0.227差となる1分34秒654をマーク。フェルスタッペンはこのセッションをすべてソフトタイヤで走行。終盤にピットでフロアに作業をしており、周回数は13周と少なかった。チームメイトのセルジオ・ペレスはフェルスタッペンから1.534秒差の9番手。ペレスは最初にハードタイヤで走行している。4番手はフェラーリのシャルル・ルクレール。今回、ルクレールはアップグレード版のパワーユニットを搭載している。チームメイトのカルロス・サインツは従来型のパワーユニットで7番手タイムだった。5番手にセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を挟み、6番手にアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。チームメイトの角田裕毅はガスリーから2秒差の16番手となった。F1ロシアGPのフリー走行2回目は、この後21時(現地時間15時)から行われる。2021年 第15戦 F1ロシアGP フリー走行1回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS177バルテリ・ボッタスメルセデス1分34秒427 25244ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒6380.21123333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分34秒6540.22713416シャルル・ルクレールフェラーリ1分35秒1170.6902255セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分35秒7811.35423610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分35秒7941.36724755カルロス・サインツフェラーリ1分35秒8111.3842584ランド・ノリスマクラーレン1分35秒9591.53224911セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分36秒1881.761221014フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分36秒2251.798211131エステバン・オコンアルピーヌ1分36秒2361.809251218ランス・ストロールアストンマーティン1分36秒5222.095211399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分36秒7952.36823143ダニエル・リカルドマクラーレン1分36秒8772.45023157キミ・ライコネンアルファロメオ1分36秒9522.525201622角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分36秒7943.367261763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分38秒0133.58623186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分38秒1553.72821199ニキータ・マゼピンハース1分38秒5864.158222047ミック・シューマッハハース1分38秒9774.55023
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