2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPのフリー走行2回目が12月4日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録した。FP1セッションでいきなりトップタイムを記録したジョージ・ラッセルが、FP2の90分でも好調なパフォーマンスを見せた。ハードタイヤで走行を開始したラッセルは、セッション中盤にソフトタイヤで54秒718を記録。
後半は再びハードタイヤに履き替えてロングランを実施し、ほとんどミスもない抜群の安定感をみせ、ルイス・ハミルトンの代役をしっかりと果たしている。一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスは最速タイムがトラックリミット違反で抹消されたこともあり11番手に沈んだ。抹消されたタイムは54秒506であり、トラックリミットのアドバンテージを差し引いてもトップに立っていたはずだ。セクター2とセクター3の区間ベストも記録している。だが、ロングランでタイヤをロックさせたり、グラベルに膨らんだりと精彩を欠いた走り。ジョージ・ラッセルのことは意識していないとしているが、その走りはプレッシャーを感じさせてしまう走りだった。3番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。メルセデスがソフトとハードのプログラムを進めたのに対し、レッドブルはソフトとミディアムで走行を実施。新品ソフトでの1回目のアタックがトラックリミット違反で抹消されたことを考えれば、1発はまずまずと言えるが、全長3.543kmと短くコーナーも多くないトラックでの0.128秒差は小さくはない。ロングランでは3つのセクターでタイムを揃えることができておらず、バランス面に課題が感じられた。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは、フェルスタッペンから0.195秒差の5番手だった。FP2ではレーシング・ポイントとルノーが速さを見せ、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)がきっちりと3番手タイムを記録し、エステバン・オコン(ルノー)が4番手に続いた。オコンはセクター1の区間ベストを記録している。FP1で好調だったアルファタウリ・ホンダもそれなりのパフォーマンスを維持し、ダニール・クビアトが6番手、ピエール・ガスリーが9番手でセッションを終えた。苦しい立場に立たされているのがフェラーリ。開始から15分が経過した段階でシャルル・ルクレール(フェラーリ)がマシントラブルでスローダウン。なんとか惰性でピットまでたどり着いたが、ドライブシャフトのトラブルでありわずか2周で走行を終えた。チームメイトのセバスチャン・ベッテルもリアが安定せずに派手にスピンを喫するなど、苦しい週末になりそうだ。1サヒールGP フリー走行3回目は明日5日(土)の23時(現地時間 17時)から行われる。2020年 第16戦 F1サヒールGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回163ジョージ・ラッセルメルセデス54秒718 48233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ54秒8410.12843311セルジオ・ペレスレーシングポイント54秒8660.15352431エステバン・オコンルノー54秒9400.22750523アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ55秒0360.32342626ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ55秒0680.3555873ダニエル・リカルドルノー55秒1040.39144818ランス・ストロールレーシングポイント55秒1240.41147910ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ55秒1330.420481055カルロス・サインツマクラーレン55秒2580.545391177バルテリ・ボッタスメルセデス55秒3210.60852127キミ・ライコネンアルファロメオ55秒4840.771541399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ55秒5330.820571420ケビン・マグヌッセンハース55秒7381.02549156ニコラス・ラティフィウィリアムズ55秒7841.07152165セバスチャン・ベッテルフェラーリ55秒8801.11743174ランド・ノリスマクラーレン56秒0311.318141851ピエトロ・フィッティパルディハース56秒1101.397561989ジャック・エイトケンウィリアムズ56秒2601.547582016シャルル・ルクレールフェラーリNo Time 2
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