F1若手ドライバーテストが1日、スペインのヘレスサーキットでスタートした。通常のシーズン後のテストは禁止されているが、“若手ドライバー育成”を目的としたテストは認められており、F1レース経験が3レース未満のドライバーに参加した今回のテスト。トップタイムを記録したのは、ウィリアムズから参加した今年のF2チャンピオンのアンディ・ソウセック。
午後にスピンして赤旗の原因となったアンディ・ソウセックだが、常にトップ4圏内で安定した走りをみせ、1分19秒158で初日のトップタイムを記録。アンディ・ソウセックは、ヘルメットを青と白のウィリアムズカラーに塗り替えてテストに挑んでいる。2番手はフォース・インディアから参加したポール・ディ・レスタ。フォース・インディアは、午前中にJR.ヒルデブランドが走行を行い、ディ・レスタは午後のみの走行だったが、3番手のゲイリー・パフェットに0.211秒差をつけ、2番手タイムを記録した。午前中には、トロ・ロッソから参加したブレンドン・ハートレーがクラッシュして赤旗中断。ハートレーに続いていたダニエル・リカルドも回避するためにスピンしてグラベルで停止したが、そのマシンを修復してコース復帰したリカルドは4番手タイムを記録している。F1撤退が決定しているBMWザウバーは、フォーミュラBMWチャンピオンのアレキサンダー・ロッシが走行し、7番手タイムを記録。「とても楽しかったよ。クルマは印象的だった。反応は予想しやすくて正確だったし、全体的なグリップレベルが高かった。でも、レーシングドライバーは常に最速を望んむものなんで、少し落ち込んでいると認めなければならないね!」とアレキサンダー・ロッシは語る。「午後は完璧なバランスを見出すことができなかったと思う。体力的には予想通り要求が多かったね。GP2と比較して、パワーステアリングがあるのは助けになったけど、Gフォースは間違いなく高いね」マクラーレンから参加したオリバー・ターベイは、90分しか走行できず11番手。しかし、わずか27ラップだったにも関わらずタイムを改善させ、トップから1.698秒差で初日を終えた。F1 若手ドライバーテスト 初日 (2009年12月1日) 順位ドライバーチームベストタイム周回 1アンディ・ソウセックウィリアムズ1分19秒15887 2ポール・ディ・レスタフォース・インディア1分19秒36946 3ゲイリー・パフェットマクラーレン1分19秒42654 4ダニエル・リカルドレッドブル1分19秒534112 5ジュール・ビアンキフェラーリ1分19秒62690 6マイク・コンウェイメルセデスGP1分19秒92058 7アレキサンダー・ロッシザウバー1分20秒22782 8マーカス・エリクソンメルセデスGP1分20秒33349 9ベルトラン・バゲットルノー1分20秒511105 10JR.ヒルデブランドフォース・インディア1分20秒53749 11オリバー・ターベイマクラーレン1分20秒8562712ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分21秒32569
全文を読む