2020年の6日間にわたるF1プレシーズンテストが終了。2月28日(金)にスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットでF1バルセロナが最終日を迎えた。現地時間9時に気温10度、路面温度14度のドライコンディションでセッションはスタート。2週間後に迫った開幕戦オーストラリアGPに向け、各チームが新車のコース上での最終仕上げを行う重要な一日となるため、序盤から多くのマシンがパフォーマンス走行を行った。
最終日のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。79周を走行したボッタスは最も柔らかいC5タイヤで1分16秒196をマーク。ボッタスは第1週目に全体のベストタイムとなる1分15秒732をマークしている。チームメイトのルイス・ハミルトンは午前中に90周を走行して5番手タイム。チームとして169周を走り込んだ。2番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ボッタスよりも一段階硬いC4タイヤで0.073秒差となる1分16秒269を記録。ホンダのF1エンジンでメルセデスと戦えるポテンシャルがあることを垣間見せた。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは午前中に走行を担当してタイムシートの最下位で終えている。3番手タイムはルノーF1チームのダニエル・リカルド。午前中のベストタイムとなる1分16秒276を記録。午後からはエステバン・オコンが75周を走り込んで6番手タイムを記録。チームとして140周を走り込んだ。レーシング・ポイントF1チームはセルジオ・ペレスが154周を走行して7番手タイム。マクラーレンのカルロス・サインツがこの日の最多となる163周を走行して9番手に続き、ウィリアムズのジョージ・ラッセスが10番手タイムを記録した。アルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトが走行を担当。160周を走行して10番手タイムとなる1分16秒914をマーク。ホンダのF1エンジンは3台合計で264周を走り込んだ。ハースF1チームは午前中にロマン・グロージャンが走行して11番手、午後からはケビン・マグヌッセンが走行して13番手タイムを記録。合計125周を横行した。アルファロメオ・レーシングは、キミ・ライコネンが115周を走行して12番手タイムでセッションを終えた。 F1バルセロナテスト2 結果・タイム(最終日)PosDriverTeamTimeGapTyreLaps1バルテリ・ボッタスメルセデス1分16秒196 C5792マックス・フェルスタッペンレッドブル1分17秒269+ 0.073C4453ダニエル・リカルドルノー1分16秒276+ 0.080C5654シャルル・ルクレールフェラーリ1分16秒360+ 0.164C51815ルイス・ハミルトンメルセデス1分16秒410+ 0.214C5906エステバン・オコンルノー1分16秒433+ 2.237C5737セルジオ・ペレスレーシングポイント1分16秒634+ 0.438C51538カルロス・サインツマクラーレン1分16秒820+ 0.624C41619ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分16秒871+ 0.675C514410ダニール・クビアトアルファタウリ1分16秒914+ 0.718C415611ロマン・グロージャンハース1分17秒037+ 0.841C48612キミ・ライコネンアルファロメオ1分17秒415+ 1.219C511513ケビン・マグヌッセンハース1分17秒496+ 1.299C42714アレクサンダー・アルボンレッドブル1分17秒803+ 1.607C359