2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPのフリー走行1回目が10月25日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。標高2000m以上に位置するエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、空気の薄さによってモナコレベルのウイングをつけてもモンツァ程度のダウンフォースしか得られない特殊なサーキット。エンジンの燃焼が落ちるため、ロングストレートではMGU-Hがカギになる。
ピレリはC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択している。金曜日のメキシコシティの現地時間10時の天候は曇り。気温16.2度、路面温度20.4度とメキシコにしては低い気温のなか90分のFP1セッションはスタート。昨晩の雨の影響で路面は部分的に濡れている箇所があり、多くのマシンがインターミディエイトタイヤで走行を開始した。今年はDRSゾーンが3箇所に増やされ、トラックリミット超過の多いターン11には電子検知システムが導入されている。ウィリアムズはロバート・クビサに代えて、来季のF1シート獲得が噂されているニコラス・ラティフィが走行。F2が開催されないサーキットで経験を積ませる意図が見て取れる。午後は天候が回復して路面が改善されると予想されているため、前半は比較的走行が少ない状況が続く。セッションの落ち返し地点となる45分が経過した時点でタイムシートのトップに立ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。1分18秒849と、ただ一人1分18秒台に入れている。2番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いている。残り30分に差し掛かろうとしたところでランス・ストロール(レーシングポイント)が最終コーナーでクラッシュ。10分程度の赤旗中断となった。再開後は一転して全マシンがコース上に出て大渋滞となるなかタイムを更新していく。ランス・ストロールも走行を再開。フリー走行1回目のトップタイムは、ルイス・ハミルトンが記録した1分17秒327。2番手には0.119秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。3番手には0.134秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。チームメイトのアレクサンダー・アルボンはフェルスタッペンから0.134秒遅れの4番手につけた。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが8番手、ダニール・クビアトが9番手と好スタートを切った。2019年 第18戦 F1メキシコGP フリー走行1回目 結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分17秒327 25216シャルル・ルクレールフェラーリ1分17秒4460.11923333マックス・フェルスタッペンレッドブル1分17秒4610.13417423アレクサンダー・アルボンレッドブル1分17秒9490.62221577バルテリ・ボッタスメルセデス1分18秒0050.6782565セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分18秒2180.89120755カルロス・サインツマクラーレン1分18秒4011.07421810ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分18秒5931.26623926ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分18秒8351.508271099アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分18秒9591.632221127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分19秒0111.684221220ケビン・マグヌッセンハース1分19秒0131.68522137キミ・ライコネンアルファロメオ1分19秒2051.87822144ランド・ノリスマクラーレン1分19秒2291.97223153ダニエル・リカルドルノー1分19秒4992.172231618ランス・ストロールレーシングポイント1分19秒6792.352211711セルジオ・ペレスレーシングポイント1分19秒7172.39023188ロマン・グロージャンハース1分19秒8502.523221963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分20秒5483.221262040ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分21秒5664.23930
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