2019年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPの予選が8月31日(土)にスパ・フランコルシャンで行われ、シャルル・ルクレール(フェラ-リ)がポールポジションを獲得。2番手にもセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリがフロントローを独占した。サマーブレイク期間が明けて、ベルギーで後半戦がスタート。開催地は、伝統のスパ・フランコルシャン。カレンダー中随一の全長を持つサーキットは、全開率の高さに加え、“オー・ルージュ”に代表される激しい高低差もあり、一瞬たりとも気の抜けないコースとなる。
ピレリは、高速のスパ・フランコルシャンにC1(ハード/ホワイト)、C2(ミディアム/イエロー)、C3(ソフト/レッド)という最も硬いコンパウンドが配分される。パワーが求められる上に全長の長いサーキットだけにエネルギーマネジメントも重要でシーズンの中でも調整の難しい戦いになる。そのため、今回のF1ベルギーGPでは、全メーカーがエンジンアップグレードを投入。フェラーリ勢のみが夏休み前のエンジンでレースに週末に挑んでいる。土曜日のスパ・フランコルシャンも晴天に恵まれ、現地時間15時に気温28.6度、路面温度41.5度というコンディションでセッションはスタート。全開率の高いスパ・フランコルシャンということもあり、Q1ではロバート・クビサ(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が相次いでエンジンブローしている。ポールポジションを獲得したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。フリー走行1回目以外、Q3まですべてのセッションでトップタイムを記録する好パフォーマンスを見せたルクレールは1分42秒519をマークして自身3度目となるポールポジションを獲得。2番手には0.748秒差でセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが第2戦バーレーンGP以来となる今季2度目のフロントロー独占となった。3番手には0.763秒差でルイス・ハミルトン、4番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が2列目に並ぶ。5番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続いた。トップとの差は1.171秒差がついた。以下、ダニエル・リカルド(ルノー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ケビン・マグヌッセン(ハース)がトップ10入り。しかし、ルノーの2台はエンジン交換によって5グリッド降格が決定している。ホンダ勢では、アレクサンダー・アルボンが14番手でセッションを終了。パワーユニット交換によって後方スタートが決定しているアルボンはQ2を1回のみの走行で切り上げた。トロロッソ・ホンダはともにQ1で敗退し、ピエール・ガスリーが16番手、ダニール・クビアトが18番手。クビアトもパワーユニット交換によって後方スタートとなる。F1ベルギーGPの決勝は9月1日(日)の22時10分(現地時間15時10分)からフォーメーションラップが開始される。2019年 第13戦 F1ベルギーGP 予選 結果順位NoドライバーチームQ1Q2Q3116シャルル・ルクレールフェラーリ1分43秒5871分42秒9381分42秒51925セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分45秒2601分43秒5921分43秒267344ルイス・ハミルトンメルセデス1分44秒1091分43秒0371分43秒282477バルテリ・ボッタスメルセデス1分45秒1411分43秒9801分43秒415533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分44秒6221分44秒1321分43秒69063ダニエル・リカルドルノー1分45秒5601分44秒1031分44秒257727ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分45秒8991分44秒5491分44秒54287キミ・ライコネンアルファロメオ1分45秒8421分44秒1401分44秒557911セルジオ・ペレスレーシングポイント1分45秒7321分44秒7071分44秒7061020ケビン・マグヌッセンハース1分45秒8391分44秒7381分45秒086118ロマン・グロージャンハース1分45秒6941分44秒797 124ランド・ノリスマクラーレン1分46秒1541分44秒847 1318ランス・ストロールレーシングポイント1分46秒0001分45秒047 1423アレクサンダー・アルボンレッドブル1分45秒5281分45秒799 1599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分45秒637No Time 1610ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分46秒435 1755カルロス・サインツマクラーレン1分46秒507 1826ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分46秒518 1963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分47秒548 2088ロバート・クビサウィリアムズNo Time