2019年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行1回目が6月28日(金)にレッドブル・リンクで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2番手に続いた。第9戦の舞台となるのは豊かな自然に囲まれた風光明媚な「レッドブルリンク」。オーストリアにはレッドブルの本社があり、レッドブルとトロロッソの両チームにとってはホームグランプリとなり、特別なレース週末になる。
全長の短いサーキットだが、高速コーナーにロングストレートが組み合わされ、パワーユニットへの負荷が高いコースとなる。ピレリは、前戦フランスGPと同じC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが配分される。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。前戦フランスGPとの連戦で開催されるオーストリアGP。予報された通り、気温25度、路面温度42.8度。現地時間11時に90分間のFP1セッションはスタート。チームのホームグランプリとなるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが1番でコースインした。セッションの折り返し地点でトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。2番手には0.1558秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手には0.347秒差でマックス・フェルスタッペンが続く。バルテリ・ボッタスはセッション前に“フェーズ2”にオイル漏れが検知され、一先ず“フェーズ1”でプラクティスを行っている。フェラーリは、前戦フランスGPで投入したアップデートの再評価を実施。セッション中にセバスチャン・ベッテルのフロアを交換して比較テストを行っている。また、メルセデスも新しいフロントウイングとの比較を実施した。セッション終了間際、ニコ・ヒュルケンベルグが縁石でフロントウイングを壊して赤旗中断。そのまま終了となった。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。33周を走行して1分04秒838をマークした。2番手には0.144秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が0.161秒差で続いた。全車が“スペック3”を搭載したホンダ勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップから0.422秒差の1分05秒260。チームメイトのピエール・ガスリーがフェルスタッペンから0.018秒差の5番手に続いた。しかし、短いサーキットのため他のサーキットとタイム差は同等でまだ匹敵出来ていないと考えられる。トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが12番手、アレクサンダー・アルボンが13番手タイムで1回目のセッションを終えた。F1オーストリアGP フリー走行2回目はこのあと22時(現地時間15時)から行われる。2019年 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行1回目 結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒838 3425セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分04秒9820.14423377バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒9990.16137416シャルル・ルクレールフェラーリ1分05秒1410.30326533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分05秒2600.42230610ピエール・ガスリーレッドブル1分05秒3780.54030755カルロス・サインツマクラーレン1分05秒5020.6643483ダニエル・リカルドルノー1分05秒8461.00827920ケビン・マグヌッセンハース1分05秒8761.03827104ランド・ノリスマクラーレン1分06秒1251.28727118ロマン・グロージャンハース1分06秒1351.297201226ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分06秒2721.434291323アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1分06秒2851.447321427ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分06秒3831.545301511セルジオ・ペレスレーシングポイント1分06秒4571.619361699アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分06秒7081.87030177キミ・ライコネンアルファロメオ1分06秒7291.891231818ランス・ストロールレーシングポイント1分06秒7561.918291963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分06秒8051.967282088ロバート・クビサウィリアムズ1分07秒6652.82728
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