2018年のF1世界選手権 最終戦 アブダビGPの予選が11月24日(土)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。トロロッソ・ホンダは、2台揃ってQ1で敗退。ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが17番手で予選を終えた。
21戦で争われた2018年のF1シーズンもいよいよ最終戦を迎える。舞台となるヤス・マリーナ・サーキットはヘルマン・ティルケの最新作として2009年に登場。マリーナを周回する一部市街地を利用した高速レイアウトはモナコさながらの魅力を持っている。ピレリは、ヤス・マリーナ・サーキットにスーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)、ハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかいコンパウンドを選択。レースではスーパーソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。陽が落ち始めた現地時間17時。気温29.1℃、路面温度33.1℃のドライコンディションでセッションはスタートした。セッション終了時には完全なナイトセッションとなったF1アブダビGPの予選。今シーズン最後のポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。コースレコードを更新する1分34秒794をマークして、今シーズン11回目、通算83回目となるポールポジションを獲得した。2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今シーズン7回目のフロントロー独占となった。3番手にはセバスチャン・ベッテル、4番手にはキミ・ライコネンとフェラーリ勢、5番手にはダニエル・リカルド、6番手にはマックス・フェルスタッペンとレッドブル勢。フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテルの21歳と72日という記録を更新することはできなかった。ベスト・オブ・ザ・レストの7番手につけたのはハースのロマン・グロージャン。以下、シャルル・ルクレール(ザウバー)、エステバン・オコン(フォースインディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がトップ10入り。トロロッソ・ホンダは、2台揃ってQ1で敗退。ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが17番手で予選を終えた。ガスリーはラストアタックの最終コーナーでマシンから白煙が上がっており、無線で「コンマ7秒を失った」と語ってコース脇にマシンを停めた。F1アブダビの決勝レースは、11月25日(日)の22時10分(現地時間17時10分)から開催される。2018年 最終戦 F1アブダビGP 予選 結果順位NoドライバーチームQ1Q2Q3144ルイス・ハミルトンメルセデス1分36秒8281分35秒6931分34秒794277バルテリ・ボッタスメルセデス1分36秒7891分36秒3921分34秒95635セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分36秒7751分36秒3451分35秒12547キミ・ライコネンフェラーリ1分37秒0101分36秒7351分35秒36553ダニエル・リカルドレッドブル1分37秒1171分36秒9641分35秒401633マックス・フェルスタッペンレッドブル1分37秒1951分36秒1441分35秒58978ロマン・グロージャンハース1分37秒5751分36秒7321分36秒192816シャルル・ルクレールザウバー1分37秒1241分36秒5801分36秒237931エステバン・オコンフォース・インディア1分36秒9361分36秒8141分36秒5401027ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分37秒5691分36秒6301分36秒5421155カルロス・サインツルノー1分37秒7571分36秒982 129マーカス・エリクソンザウバー1分37秒6191分37秒132 1320ケビン・マグヌッセンハース1分37秒9341分37秒309 1411セルジオ・ペレスフォース・インディア1分37秒2551分37秒541 1514フェルナンド・アロンソマクラーレン1分37秒8901分37秒743 1628ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分37秒994 1710ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分38秒166 182ストフェル・バンドーンマクラーレン1分38秒577 1918ランス・ストロールウィリアムズ1分38秒635 2035セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分38秒682 【Q1】18分間のQ1。全チームがハイパーソフトタイヤでアタック。セバスチャン・ベッテルが1分36秒775でトップで通過する。Q1でノックアウトとなったのはトロロッソ・ホンダの2台、ウィリアムズの2台、そして、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)。ピエール・ガスリーは最終コーナーでマシンから白煙が上がるトラブルが発生し、コース脇にマシンを停めている。また、バンドーンは今シーズン全てのレースでチームメイトのフェルナンド・アロンソに敗れるという結果となった。【Q2】15分間のQ2。3強チームのメルセデス、フェラーリ、レッドブル、そして、フォースインディアがウルトラソフトでアタックを開始。ルイス・ハミルトンが1分35秒693でトップ通過。トップ6ではマックス・フェルスタッペンがウルトラソフトでトップ10圏内のタイムを出すことができず、ハイパーソフトでのスタートとなる。Q2でノックアウトとなったのは、カルロス・サンツ(ルノー)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の5台。【Q3】12分間のQ3。1回目のアタックでルイス・ハミルトンがコースレコードを更新する1分355秒295を記録。セバスチャン・ベッテルが0.057秒差の僅差で続く。2回目のアタックではルイス・ハミルトンがさらにタイムを更新して1分34秒794をマークしてポールポジションを獲得。2番手にはバルテリ・ボッタスが0.162秒差で続き、メルセデスがフロントローを独占した。