2018年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPの予選が5月26日(土)にモンテカルロ市街地コースで行われ、ダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング)が1分10秒810という驚速タイムでポールポジションを獲得した。フリー走行3回目に7・8番手と期待がかかったトロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして10番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して16番手だった。
ピレリは、モンテカルロ市街地コースに今年から新たに追加された最も柔らかいコンパウドであるハイパーソフト(ピンク)を初投入。スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)と最も柔らかいレンジの3種類のコンパウンドが選択されている。ここまでの週末はレッドブル・レーシングが全てのセッションで1-2体制。しかし、フリー走行3回目にクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンは、ギアボックス交換に加え、予選までにクルマを修復することができず、明日のレースは最後尾からスタートすることになった。現地時間15時。気温25.8℃、路面温度49.8℃とこれまでで最も温度が上がった。ポールポジションを獲得したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。全マシンで唯一で1分10秒台に突入。1分10秒810という驚速タイムで、2016年のモナコGP以来となる自身2度目のポールポジションを獲得した。2番手には0.229秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続き、フロントローを獲得。2列目にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、キミ・ライコネン(フェラーリ)が並び、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とエステバン・オコン(フォース・インディア)が3列目からスタートする。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが自身2度目のQ3進出を果たして10番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して16番手だった。ロマン・グロージャン(ハース)に3グリッド降格ペナルティが科せられるため、ハートレーは15番グリッドからスタートすることになる。F1モナコGPの決勝は5月27日(日)の22時10分(現地時間 15時10分)からスタートする。2018年 第6戦 F1モナコGP 予選 結果順位NoドライバーチームQ1Q2Q313ダニエル・リカルドレッドブル1分12秒0131分11秒2781分10秒81025セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分12秒4151分11秒5181分11秒039344ルイス・ハミルトンメルセデス1分12秒4601分11秒5841分11秒23246キミ・ライコネンフェラーリ1分12秒6391分11秒3911分11秒266577バルテリ・ボッタスメルセデス1分12秒4341分12秒0021分11秒441631エステバン・オコンフォース・インディア1分13秒0281分12秒1881分12秒061714フェルナンド・アロンソマクラーレン1分12秒6571分12秒2691分12秒110855カルロス・サインツルノー1分12秒9501分12秒2861分12秒130911セルジオ・ペレスフォース・インディア1分12秒8481分12秒1941分12秒1541010ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分12秒9411分12秒313 1127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分13秒0651分12秒411 122ストフェル・バンドーンマクラーレン1分12秒4631分12秒440 1335セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分12秒7061分12秒521 1416シャルル・ルクレールザウバー1分12秒8291分12秒714 158ロマン・グロージャンハース1分12秒9301分12秒728 1628ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分13秒179  179マーカス・エリクソンザウバー1分13秒265  1818ランス・ストロールウィリアムズ1分13秒323  1920ケビン・マグヌッセンハース1分13秒393   33マックス・フェルスタッペンレッドブル   関連:【動画】 F1モナコGP 予選 ハイライト【Q1】18分間のQ1。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーを先頭にコースイン。全20台がアタックを行うQ1セッションでは至るところにトラフィックが発生。クリアラップを取るのに苦労するドライバーが続出した。全ドライバーがハイパーソフトでアラックを行ったQ1ではダニエル・リカルドが1分12秒013でトップ通過。2番手には0.402秒差でセバスチャン・ベッテル、3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)が8番手、シャルル・ルクレール(ザウバー)が9番手で通過した点からもトラフィックが影響していたことがわかる。ノックアウトとなったのは、ブレンドン・ハートレー、マーカス・エリクソン(ザウバー)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)。フリー走行3回目にクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンは予選までにクルマを修復することができず、出走することができなかった。【Q2】15分間のQ2。タイヤに苦しんでいるメルセデスの2台はウルトラソフトでアタックを開始するという賭けに出た。だが、トップ10内のタイムは出せず、ハイパーソフトで再アタックに挑んだ。Q2でもダニエル・リカルドがトップで通過。コースレコードを更新する1分11秒278をマーク。2番手には0.113秒差でキミ・ライコネン、3番手にセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続く。ピエール・ガスリーが自身2度目となるQ3進出。ノックアウトとなったのはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、ロマン・グロージャン(ハース)の5台がノックアウトとなった。【Q3】12分間のQ3。1回目のアタックでダニエル・リカルドが1分10秒810をマーク。1分10秒台という驚速ラップを披露。2番手のルイス・ハミルトンとは0.451秒差、3番手のセバスチャン・ベッテルとは0.453秒差という圧巻のタイムを1回目のアタックで見せつけた。2回目のアタックでは誰もそのタイムを破ることができず、ダニエル・リカルドがキャリア2度目のポールポジションを獲得。フロントローにはセバスチャン・ベッテルが並ぶ。ピエール・ガスリーは10番手タイムだった。
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