2018年のF1世界選手権のシーズン開幕前最後のプレシーズンテストが6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が午前中のトップタイムを記録。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが4番手につけている。先週の第1回目の合同テストは悪天候に見舞われたが、第2回目となる今週のバルセロナは快晴。正午の気温は16℃、路面温度は33℃まで上昇している。
先週のプレシーズンテストは、新車のチェックと信頼性に焦点が置かれたが、開幕前の最後の4日間となる今回のテストではパフォーマンスのための走行が行われる。午前中のトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。86周を走行したベッテルはソフトタイヤで1分20秒396をマーク。2番手には86周を走行したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が同じくソフトタイヤで0.2秒差で続き、3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤでトップから0.253秒差となる1分20秒649をマークしている。4番手タイムを記録したのはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー。先週、ホンダのF1パワーユニットで全チームで最多となる走行距離を走破したものの、ラップタイムは話題になっていなかったトロロッソ・ホンダだが、この日はトップ3チームに続くタイムで序盤をスタート。53周を走行してソウトタイヤでトップから0.577秒差の1分20秒973を記録している。5番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)、6番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、7番手にはセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、8番手にはマーカス・エリクソン(ザウバー)が続いている。9番手のセルジオ・ペレスはセッション序盤にスピンを喫して赤旗の原因となったが、修復にはそこまで時間はかからず、コースに復帰している。この日、最悪なスタートを切ったのは今年ホンダからルノーのF1パワーユニットに変更したマクラーレン。ストフェル・バンドーンがMCL33でテストを開始したが、開始直後にピットレーンでストップ。その後1時間の作業を経てコースに復帰したが、ストレートの立ち上がりでストップして赤旗が提示された。マクラーレンによると原因は「パワーがシャットダウンし、クルマのデータが失われた」だったが、その後3時間近くガレージで過ごし、お昼休み前にようやくコース復帰。7周で午前中のセッションを終えてる。2018年 F1バルセロナ合同テスト 1日目 午前順位ドライバーチームベストタイムタイヤ周回1セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分20秒396 862バルテリ・ボッタスメルセデス1分20秒596+0.200863マックス・フェルスタッペンレッドブル1分20秒649+0.253854ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分20秒973+0.577535ケビン・マグヌッセンハース1分21秒298+0.902466ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分21秒432+1.036487セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分21秒588+1.192428セルジオ・ペレスフォース・インディア1分21秒936+1.530569マーカス・エリクソンザウバー1分22秒194+1.7983710ストフェル・バンドーンマクラーレン1分24秒733+4.3777