F1ヘレス合同テストが10日(火)、スペインのヘレスサーキットでスタートした。昨日、同サーキットで新車RB5を発表したレッドブルに加え、マクラーレン、ルノー、ウィリアムズ、トロ・ロッソの5チームが参加しスタートしたF1ヘレス合同テスト。昼間には雨が降り注ぐコンディションの中、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、RB5でいきなり2009年マシンの中でのトップタイムを記録した。
新車の発表を遅らせたレッドブルだが、他チームとの走行でそのポテンシャルの高さとその戦略の正当性を証明した。レッドブル RB5は、最終的にギアボックス・センサーのトラブルでストップしたが、先にポルトガルでテストを行っているウィリアムズとマクラーレンを一日を通して上回った。61周を走行した1分22秒177を記録したベッテルは、「ギアボックスのセンサーのひとつが故障して、ダメージを避けるためにストップした」とトラブルの原因を説明した。レッドブルに続いたのはウィリアムズ。ニコ・ヒュルケンベルグがドライブしたFW31はKERSを作動させることはなかったが1分22秒443を記録した。マクラーレンは、ヘイキ・コバライネンがMP4-24で初走行を行い、1分22秒643で4番手タイムを記録した。そこからコンマ7秒遅れだったのでルノーのネルソン・ピケJr。ピケはマシントラブルにより35周の走行に留まり、一日を通してタイムシートの最下位に沈んだ。「マシンで可能な限り多くのマイレージを重ねる必要があるシーズンのこの段階で、今日、走行時間をロスしたのは残念だ」とピケは語る。「マシンは新しく、僕たちはラップ毎に学んでいるし、今晩分析する有益なデータを得た。明日の天気予報は良さそうなので、今日はじめたプログラムを継続できればいいね」タイムシートのトップを記録したのは2008年マシンSTR3での走行を続けるトロ・ロッソのセバスチャン・ブエミ。この日最も多い104周を走破した。ヘレスF1合同テスト初日 (2009年2月10日)順位ドライバーチームマシンベストタイム周回1セバスチャン・ブエミトロ・ロッソSTR31分19秒6601042セバスチャン・ベッテルレッドブルRB51分22秒177613ニコ・ヒュルケンベルグウィリアムズFW311分22秒443824ヘイキ・コバライネンマクラーレンMP4-241分22秒643585ネルソン・ピケJr.ルノーR291分23秒31335
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