2009年初となる合同テストが、ポルトガルのアルガルベ・サーキットでスタートした。この日、ルノーとウィリアムズが新車を発表。先に新車を発表していたトヨタ、マクラーレンを加えた4チームが2009年マシンで初の合同テストに挑んだ。トロ・ロッソは昨年マシンSTR3で走行を行った。天候は生憎の雨。トップタイムは、2009年にトロ・ロッソからF1デビューすることが決定したセバスチャン・ブエミが記録した1分41秒528。ただし、2008年マシンでダウンフォースレベルを合わせたマシンのため、他との比較対象とはならないだろう。
2番手タイムを記録したのは、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ。マクラーレンは、2008年バージョンのリアウイングを装着しての走行だったが、まずまずのスタートといえる。3番手タイムには、ウィリアムズのテストドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグが記録。この日が初走行となるFW31だが、ポテンシャルの高さを垣間見せた。はやくから2009年マシンのパッケージをテストしていたといえ、初サーキット、初マシン、ウェットコンディションという同じ条件で、ルノーのレースドライバーであるネルソン・ピケJr.に2秒以上の差をつけ、2番手タイムのマクラーレンにコンマ2秒近くまで近づいた点は興味深い。4番手には同じく新車R29での初走行となったルノーのネルソン・ピケJr.が記録。ルノーは、新たにトタルがスポンサーに加わり、マシンとレーシングスーツのカラーリングを一新。特徴的なR29のマシンデザインとも相まって、新鮮なイメージを与えた。5番手タイムは、トヨタの小林可夢偉が記録。昨日も走行を行った小林可夢偉は、KERSを装着したTF109で46周を走行してセッションを終えた。テストは明日も継続される。ヘレスF1合同テスト初日 (2009年1月19日)順位ドライバーチームマシンベストタイム周回1セバスチャン・ブエミトロ・ロッソSTR31分41秒528652ペドロ・デ・ラ・ロサマクラーレンMP4-241分46秒076283ニコ・ヒュルケンベルグウィリアムズFW311分46秒335284ネルソン・ピケJr.ルノーR291分48秒907335小林可夢偉トヨタTF1091分50秒98946
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