2008年F1第16戦 日本GPのフリー走行1回目が10日(金)、富士スピードウェイで行われた。富士山には若干、雲がかかっているが、天候は晴れ、ドライコンディションで行われたフリー走行1回目。昨年は大半が雨だったこともあり、各ドライバーがコースとマシンの限界を探る興味深いセッションとなった。まずは、ティモ・グロック、ヤルノ・トゥルーリのトヨタ勢が精力的に周回を重ねタイムを出していく。このグランプリにかけるトヨタの気合いが感じられる。
続いて、セバスチャン・ブルデー、ネルソン・ピケJr.の富士初レース組が周回を重ねていく。残り1時間となった時点で、キミ・ライコネン、マーク・ウェバーなどが走行を開始。ライコネンがハード側で初めて1分19秒台のタイムを刻む。続いて、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサが1分19秒台のタイムを出していった。今回、ブリヂストンはタイヤの溝にグリーンのカラーリングを施した特別タイヤを持ち込んでいるが、これがタイヤの摩耗、特に富士では左側の前後タイヤの状態が確認できて興味深い。残り25分でルイス・ハミルトンが1分18秒台を記録。この時の1分18秒910がこのセッションのトップタイムとなった。2番手タイムはフェリペ・マッサ、3番手タイムはヘイキ・コバライネン、4番手タイムはキミ・ライコネンとマクラーレンとフェラーリが上位を独占。その後ろにはルノー勢が続いた。中嶋一貴(ウィリアムズ)は10番手タイムとなる1分20秒217で1回目のセッションを終えた。フリー走行1回目は、このあと14時から行われる。F1第16戦 日本GP フリー走行1回目順位ドライバーコンストラクターズベストタイム周回1ルイス・ハミルトンマクラーレン1分18秒910232フェリペ・マッサフェラーリ1分19秒063243ヘイキ・コバライネンマクラーレン1分19秒279204キミ・ライコネンフェラーリ1分19秒399315フェルナンド・アロンソルノー1分19秒473306ネルソン・ピケJrルノー1分19秒743357セバスチャン・ベッテルトロ・ロッソ1分20秒121308ロバート・クビサBMW1分20秒160269セバスチャン・ブルデートロ・ロッソ1分20秒1823410中嶋一貴ウィリアムズ1分20秒2172511エイドリアン・スーティルフォース・インディア1分20秒2882612ニコ・ロズベルグウィリアムズ1分20秒3502813マーク・ウェバーレッドブル1分20秒6202414ニック・ハイドフェルドBMW1分20秒6282315ヤルノ・トゥルーリトヨタ1分20秒6573316ルーベンス・バリチェロホンダ1分20秒7533217ジェンソン・バトンホンダ1分20秒7692718ティモ・グロックトヨタ1分20秒8233719デビッド・クルサードレッドブル1分20秒9052420ジャンカルロ・フィジケラフォース・インディア1分21秒01428
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