FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2012
1位 マーク・ウェバー (レッドブル)「素晴らしい一日だ。この場所は本当に素晴らしい思い出を与えてくれる。レースでは信じられないくらい集中しなければならない部分がいろいろあったし、ポジションを確実に生かさなければならなかった。今朝、親友が『主導権を握っているのは君だ。君が先頭なんだ』とテキストメッセージを送ってくれた。その通りになったけど、ここでは油断するとすぐに噛みつかれてしまう。ピットストップ周りでいくつか重要なステージがあって面白かった。セバスチャンはタイヤがとても温まっていたし、その時点で速かった。僕自身は苦労していたけど、彼がピットインしてからはニコに注意を戻して、レースの最後までリアタイヤを労わるだけだった。それから雨も降ってきて、とてもタフだった。でも、僕たちは落ち着いていたし、経験とピットウォールで取り組む素晴らしいチームがいてくれた。今回のレースは超難問だったけど、僕たちは再びそれを成し遂げることができた。今日はそれを両手に掴むことができたし、絶対に離さないつもりだった」2位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)「今日は、ホームレースのモナコで家族や友人達の前で表彰台にあがれて素晴らしい気分だ。チームは今週末、マシンをうまく働かせるために本当に素晴らしい仕事をしてくれた。このトラックは僕たちのマシンに合っていると考えていたけど、予想以上だった。クリーンなスタートができたけど、今日はマークがレースをとてもコントロールしていた。彼についていくことはできたけど、ここのストリートではオーバーテイクがいかに難しいかは僕たち全員がわかっていることだし、追い抜く方法はなかった。それでも2位には十分に満足している。再び表彰台を獲得できたことは、ここにいるスタッフ、ブラックリーとブリックスワースの全員にとって素晴らしいことだ」3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)「今週末の内容にはとても満足している。チャンピオンシップ首位でモナコを離れることができる。月初のムジェロテスト後にオファーされていたら、すぐにそれにサインしていただろうけど、メルボルン後にそれを話されていたら信じられなかっただろう。オーストラリアで僕たちは12番手でスタートしたけど、ここ2レースでは表彰台に飛び乗った。そして順位表の1番にいる。この結果はF2012の開発をさらに激しくプッシュするために更なるモテベーションになる。スタートが重要になることはわかっていた。うまくスタートすることができたし、グロージャンとハミルトンとほぼ並んでいた。フランス人と僕は接触した。しばらくはマシンにダメージがあるか心配だった。このトラックではオーバーテイクはほぼ不可能だし、誰かのスリップストリームに入れば、エンジンとタイヤの両方に温度の問題が生じてしまう。なので、常にアタックすることはできないし、その代わりに状況を管理し、ピットストップにょうな重要な瞬間だけしかプッシュできない。それが僕たちがやったことだ。トラックにもう少し長くステイアウトしていればロズベルグとウェバーも抜くことができたか? できたかもしれないけど、あの時点では正しい選択だったと思う。前のトラックがクリアなときはとても速かった。終盤、スーパーソフトを履いていたベッテルがちょっと心配だったけど、幸運にも楽にポジションを守ることができた。そのあと雨が優勝のチャンスを与えてくれると思ったので、雨が降ってくれることを願っていたけど、最後の5〜6周でチャンスはなくなったと思った。部分的に全てのコーナーでサプライズが待ち伏せしていたかもしれないからね。ここ2つのグランプリで見た進歩が確認できたことを願っている」4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)「今日は表彰台に上がれていたら良かったんだけどね。スピードはあったと思うけど、最終的に順位が変わっただけで、上位勢と同じ戦略になってしまった。使い古したタイヤだったのでかなり難しかったけど、いいラップができたし、8秒くらい稼げたので強かったと思う。その後はトラフィックにはまってしまったし、去年は僕、今年はマークが証明したように、モナコで追い抜くのは難しい。上位勢の2ストップを強いられることを期待していたけど、キミが僕の後ろでかなり大きなギャップを作ってしまったので、上位勢は1回目のピットストップの後にクリーンなエアで走れた。彼らには助けになったけど、僕にとってはより難しくなってしまった。でも、ここの抜きにくさを考えると、9番手スタートで5つ順位を上げられたので良い一日だったと思う。マークがここで勝ったことを嬉しく思うし、チームにとっては3年連続での勝利でもある。凄いことだよね」5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)「スタートがかなり良くなかった。何が起こったのかわからなかったし、1コーナーのクラッシュに巻き込まれなかったのはラッキーだった。レースでは低速コーナーに苦しんでいたし、リアタイヤを労わるのはタフだった。できるだけ長く持たせようとしながら、前のドライバーのペースについていくことが、レースでやらなければならない最もトリッキーなことのひとつだった。ピットストップでタイムを失い、フェルナンドに順位を明け渡してしまった。そのあと、セバスチャンがピットストップで僕の前に出た。オーバーテイクするのは不可能だった。今日は最高の結果ではなかった。レースで後退するのはあまり好きではない。でも、マシンから引き出せるだけ引き出せたと思う。ポイントを獲得することはできたし、まだ多くのレースがあるけど、やらなければならない作業はたくさんある。レース毎に上位勢についていくのが難しくなっている。それに他チームは大きくペースを増している。彼らに引き離されるわけにはいかない。でも、僕たちは素晴らしいチームだし、一緒になって本気で取り組み、プッシュしていく」6位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)「良いレースだった。木曜日のフリープラクティスのスタートからマシンを快適に感じていた。適切な感覚があったし、以前...
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