ルノーは、ジェニイ・キャピタルにF1チーム株式の大部分を売却したことを後悔していないと語る。期待外れなパフォーマンス、2008年のシンガポールGPでの“クラッシュゲート”騒動もあり、ルノーは2009年の冬にチーム株式の75%をジェラルド・ロペス率いるジェニイ・キャピタルに売却した。現在は表彰台争いからやや遠ざかっているものの、2010年のルノーは好調なパフォーマンスをみせており、2011年はさらなる進歩を目指している。
だが、ルノーのパトリック・ペラタ最高執行責任者は、ルノーが選択した結果に満足していると語り、チーム株式を買い戻そうとしているとの推測を否定した。ルノーがとった方針に後悔はなかったかとパリ・モーターショーで質問されたパトリック・ペラタは「いいや。ルノーがチームを所有することが重要なのではない。チームはうまく運営されている」と語った。「ルノーは存在し続けているし、我々はエンジンの開発を続けている。チャンピオン獲得に近づいているレッドブルもルノーエンジンを搭載している。それは我々が存在していることをまさに示している」ルノーF1チームの運営を直接経験するために最近イタリアGPを訪れたパトリック・ペラタは、ジェラルド・ロペスとチーム代表エリック・ブーリエの努力を称賛するだけだと語る。「数週間前にモンツアでチーム全員と会った」「再編成されたチームを確認できた。今日では、組織はずっと良くなっており、より現代的だ。それが現在進歩している理由だ」「結果は奇跡ではなく、チームが新しい血をもたらし、必要なリストラを実施したことで生まれた」ルノーがジェニイ・キャピタルからチーム株式の買い戻しを検討しているとの報道については「我々にはそうする意向はない」とコメント。「(F1プログラムが以前より)コストがかからなくなっているし、結果、そしてチームの進歩に満足している」「しかし、我々はよりエンジンを開発することを含め、手助けをするためにここにいる。今のオペレーションはとてもうまくいっている。もっと頻繁に表彰台に上がり、昔のようにそのトップに立ている可能性がある」
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