ルノーは、次戦F1イタリアGPではFダクトを搭載しないようだ。すでにFダクトのパイオニアであるマクラーレンは、モンツァではFダクトを取り外すと報道されている。理論的にはモンツァのロングストレートではFダクトは絶好のシステムと考えられるが、超ローダウンフォースという特性のため、軽く、流線型で効率的なリアウイングとエンジンカバーの方が優れたオプションとなるかもしれない。
ルノーは、F1ベルギーGPで初めてR30にFダクトを搭載し、ロバート・クビサが3位表彰台を獲得するなど際立ったパフォーマンスを示した。ロバート・クビサは、Fダクトが週末を通して「非常によく」働いたと述べたが、レース後「モンツァはかなりトリッキーなレースだ。ダウンフォースレベルが完全が異なるトラックだし、Fダクトは持ち込まないと思う」とコメント。またクビサは、シンガポールも十分なストレートがないためFダクトは搭載しないだろうと語る。「シンガポールのトラックは、我々に合っているいるだろう。でも、残念ながらFダクトはないと思う」一方、マクラーレンは、モンツァでMP4-25からFダクトを取り外すかどうか公表していない。「そこに行く前に我々が何をするつもりかライバルに公表することにメリットがあるとは思えない」とマクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは述べた。関連:マクラーレン、モンツァではFダクトを非搭載か - 2010年8月24日
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