ルノーは、2011年からF1にKERSを復活させることを他チームに呼び掛けている。金曜日にセパンでFOTAの会談が行われたが、2011年からのKERS復活については意見が分かれた。しかし、ルノーはKERSの復活に懐疑的な態度を示しているチームは、F1全体にとって何がベストかについて考えるべきだとしている。
ルノーのチーム代表であるエリック・ブーリエは、KERSの復活はF1の環境への配慮を改善させるだけでなく、昨年制限されていたKERSのパワー出力と使用法が広がれば、レースにも役に立つと考えている。「ルノーは2011年のKERSの復活を目指している。我々にとって多くの利益がある」「2つ目として、ルノーは市販車におけるハイブリッド技術の開発でこのテクノロジーを使うことに強い関心があると思っている。またF1が技術的で環境にやさしいというメッセージを発する助けにもなる。それは素晴らしいメッセージだ」「また我々が以前のジェネラーターよりも400KJ以上のエネルギーをリカバリーするシステムを要求しているのは、それがショーの一部になるからだ。KERSがあることがアドバンテージになることは明らかだし、オーバーテイクの助けになる」2011年のKERS復活についてはルノーとフェラーリが最も積極的にプッシュしているとみられているが、いくつかのチームは彼らのユニトが最高で800KJのエネルギーを保存できる新しいパワーリミットでは競争力がないと感じているとされている。そのような懸念に対処するために、エリック・ブーリエは、彼のチームの供給元であるマニエッティ・マレリが、最後の手段として標準サプライヤーになる可能性を含め、すべてのチームが利用できるユニットを作る可能性があると考えている。また出費戦争を起こさないために開発予算とランニングコストを課すという話も出ている。「我々はKERSのアイデアを支持しているし、それができない他チームやマニュファクチャラーを助けることもできる。しかし、現在っはチーム間で大きな議論となっている」「マニュファクチャラーとして、我々にはより深いトークが必要だ。KERSはすべてのチームが使えるツールでなくてはならない。我々は独自でKERSを走らせるつもりはないが、KERSはF1に適していると信じているので、すべてのチームがKERSのためにKERSを提案するという考えを強く支持するつもりだ」関連:KERS
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