ルノーF1のチーム代表を務めるシリル・アビテブールは、まだレッドブルは2020年のカスタマエンジンの供給にについての打診はないと語る。ホンダのF1撤退によってレッドブルとアルファタウリは2022年以降のF1エンジンを探す必要がある。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「エンジンは2022年のマシンの設計に不可欠な部分であり、決定は年末までに行われなければならない」と語っている。
しかし、シリル・アビテブールは、ルノーとしては実際にそれよりも長く待つ余裕があると語る。「2022年の契約を結んでいないチームにエンジンを供給することを求められる可能性があることは分かっている」とコメント。「だが、それは5月中旬まで決まらなくても構わない。それまでにはまだ多くの時間がある」シリル・アビテブールは、F1アイフェルGPが開催されたニュルブルクリンクで、レッドブルのクリスチャン・ホーナーとヘルムート。マルコ博士、そしてルノーの新CEOであるルカ・デメオとともにレッドブルのモーターホームで目撃されている「交渉に関しては、これまでヘルムート・マルコが窓口だった。それは今後も続くと思う」とシリル・アビテブールは語る。「ディートリヒ・マテシッツはルカ・デ・メオのことをよく知っているので、何らかの話し合いはあったかもしれないが、まだ何も交渉はしていない」メルセデスはすでにレッドブルへのF1エンジン契約を除外している。フェラーリとルノーも直接のライバルでもある。レッドブルF1は、最近のレースでメルセデスに対してパフォーマンスを着実に向上させていることに満足しており、ヘルムート・マルコは来年は最初から攻めていけるようマシンを最適化したいと思っている」と語っている。1997年のF1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、レッドブルのプロジェクトに欠けているのは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして実力を発揮できるドライバーだと語る。「レッドブルと協力して、マックスはどんどんマシンを正しい道に導くことができるようになった」とジャック・ヴィルヌーブは Sky Italia に語った。「だが、主にメルセデスの有利な点は、それができる2人のドライバーがいることだ。それはトップチームにとって必要なことだ」