ルノーF1チームは、2020年F1マシン『R.S.20』のエンジンを初始動。ソーシャルメディアでそのサウンドを公開した。昨年、レッドブルからダニエル・リカルドを獲得して3強チームとのギャップを縮めることを目指したルノーだったが、エンジンカスタマーのマクラーレンに敗れてコンストラクターズ選手権5位に転落するなど、ワークスチームとしては不甲斐ない結果となった。
それでも、ルノーは昨年のF1エンジンがメルセデスを抜いて勢力図の2番手にいることを主張して物議を醸している。「メルセデスは我々の少し後ろにおり、フェラーリは少し前にいる。ホンダはまだ一歩遅れている。だが、我々はもはや50kWの違いについて話しているわけではない。フェラーリ、メルセデス、そして、我々の間の差は5~10kWだ。ホンダはおそらく15~20kW遅れている」とルノーのエンジン責任者を務めるレミ・タフィンは語っている。真価が問われることになる2020年シーズンにむけて、ルノーF1チームは1月31日(金)、テストベンチで稼働させてきたF1エンジンを2020年F1マシンに搭載して初始動させたことを報告。ファイヤーアップ時のエンジンサウンドを公開した。2020年にはニコ・ヒュルケンベルグに代わってエステバン・オコンが加入。ルノーF1チームは2020年F1マシン『R.S.20』の発表日を公開。2月12日にパリのシャンゼリゼ通りにあるラトリエ ルノーで発表会を開催する。また、ルノーF1チームは、テクニカルチームの改変を実施。テクニカルディレクターのニック・チェスターがチームを離脱し、パット・フライが加入。エアロダイナミクス責任者のピート・マチンがチームを離れ、ダーク・ド・ビアが後任を務めることを発表している。 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 1月月31日午後4時58分PST