ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ロングランではカスタマーチームのマクラーレンよりも速いと主張する。先週末のF1フランスGPの週末はマクラーレンがルノーF1チームを凌駕。ニコ・ヒュルケンベルグがランド・ノリスを辛うじて上回っただけだった。しかも、予選ではマクラーレンの2台がルノーを倒して3列目グリッドを獲得している。
シリル・アビテブールはそれを認識しているが、決勝でのロングランの速さでマクラーレンを倒すことに焦点を当てていると語る。「我々は抑えられていないときはマクラーレンと同じくらい速かった。だが、もちろん、マクラーレンは予選ではるかに速かった。そして、現在のF1ではそれが最も重要なことだ」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。「異なるコンパウンド、ロングランでは、我々は彼らや残りのフィールドと比べてはるかに競争力がある。そこがオーストリアでの焦点となるだろう。おそらくかなり暑くなるだろうし、トラックがかなりタイヤに厳しいことはわかっている」現在、コンストラクターズ選手権ではマクラーレンがルノーに8ポイント差をつけて4位につけている。シリル・アビテブールは、ルノーとマクラーレンはアブダビGPでの最終戦までコンストラクターズ選手権で差は変動し続けると考えている。「とは言え、我々はそれほど離されてはいない。モントリオールでは我々の方がはるかに速かった。マクラーレンとは残りのシーズンで面白い戦いになると予想している」とシリル・アビテブールは語る。「彼らは前にいる。重要なのはポイントだけであり、日曜日の結果だけだ。予選後は予選に目を向けるが、レースを見れば、それほど大きな差はない」