ルノーF1チームのニコ・ヒュルケンベルグは、開幕2戦でルノーとマクラーレンが見舞われた信頼性トラブルの解決を目指して、ルノーのF1エンジンを搭載するすべてのマシンが今週末のF1中国GPでアップグレードされたMGU-Kを搭載することを確認した。今年、ルノーはワークスチームとマクラーレンにF1エンジンを供給しているが、開幕戦ではマクラーレンのカルロス・サインツがエンジントラブルでリタイア。バーレーンGPではルノーの2台がパワーユニット関連の故障でリタイアしている。
ルノーはまだそれらの正確な原因を明らかにはしていないが、ニコ・ヒュルケンベルグはMGU-Kに関連した問題であることを示唆。F1中国GPでは4台すべてがアップグレードされたMGU-Kを搭載することを確認した。「シーズン開始以来、MGU-K側には他にもいくつか問題がある」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「ここでのすべてのルノーエンジンはMGU-Kが再設計されている。我々はそれがこれまでに目にしてきたすべての問題の解決しているとか確信している」また、ニコ・ヒュルケンベルグは、F1中国GPに向けてエンジンを含めたパワーユニット全体を交換することを明らかにした。カルロス・サインツは、開幕戦で故障に見舞われた後、第2戦バーレーンでアップグレードされたユニットを搭載。ルノーのF1パワーユニットを搭載する4台すべてのマシンがシーズン全体で許される3基のうちの2基目のMGU-Kを使用することになる。